人事関係の検定を探しているうちに、辿り着いた、「人事評価者検定」。受験は無料だ。そして学習用の30分弱のVTRもついている。理解確認用の問題もついている。どちらも無料。そして、試験はインターネット、30問で18問以上で合格だ。
この試験は、初級で、その上のクラスの試験もあるらしい。こちらは有料。無料だけじゃ、広告収入だけだからビジネスモデルとしては成り立たない。上のクラスを受験してもらうのが狙いだろう。
さっそく、VTRを見て、学習する。私も現役時代、人事考課はかなりうるさかった方だから、内容はわかる。ただし、社内で使っていた用語と、この試験の用語が微妙に違うため、ここは気を付けないといけない。
そして、受験!! 結果は即座に出る。30問中24問の正解。やっぱり用語の使い方の部分を間違えたようだ。でも一応合格だ。
ほかの受験生はどうだろうと思って検索すると、この試験を受験している人が何人かいる。その合格記録を見ると、ぎりぎりで合格、それも事前学習なしだ。これ、もったいないと思う。私が調べた受験生は、とにかく資格がほしいから、VTRの学習をパスして受験するようだ。何回受験しても無料だからね。
人事関係の仕事をこれから目指したい受験生は、このようなこと、あんまりやってほしくないね。VTRは人事評価のポイントが結構しっかり書かれている。中小企業の人事考課は、どんぶりの会社さんも多い、考課者の陥りやすい誤りなども知らないケースがあり、そういう方にはもってこいの検定だ。また、考課表などは、少しアレンジすれば自社でも使える内容だ。(そのまま使うと著作権に触れますからね)
どうせ受験するなら、しっかり学習して、理解力を高めてから受験してほしい。そうすれば自己の能力開発にもなる。試験のレベルがそんなに高くないから、学習しないで、エイヤーで選択しても合格できる。でもせっかく受験するんだから、基礎的な事柄は理解した上で、受験してほしいと思う。
インターネットの発達によって、フリーの検定も増えてきた。今後ますますこのスタイル、多くなるんじゃないかな。