(2月20日のリスクマネジメント講座で急遽追加したパワポ)
新型コロナウイルスの影響で、私の参加するイベントもどんどん中止・延期になり始めた。両国のちゃんこ屋で開催予定だった出版記念パーティ、ららぽーとの防災ラリーでの担架製作、卓球Tリーグのプレーオフ、診断士のスプリングフォーラム、月例研究会が3つ、産能大の卒論発表会など、イベントはほとんど中止か延期だ。スケジュール帖がガラガラ、ブログを書く予定も消えて、ネタも少なくなってきた。困ったな。
そもそもなんでこんなになったか、最近は私、一応「リスクマネジメント」の専門家になっているが、リスクマネジメントの世界で「自分を取り巻くリスクの発見方法」の原則は3つ。①そのリスクを自分事として考える、②そのリスクで最悪の事態を考える、③そのリスクを知る機会を設ける、だ。
中国で発生した時、日本の政治家の何人が、この発想をしただろうか。中国なんて対岸のことだ、と自分事として考えない。最悪にはならないだろうと自己バイアスをかけ、最悪の事態を考えない。インフルエンザと大して変わらないだろう、と知る機会を逃がす。
でもまだ治療薬はないんだよ!若い人は大丈夫でも、無自覚で感染して、年寄りに移すと年寄りは死ぬ。欧米諸国はほとんど、すぐに中国人の入国を禁止したが、日本は春節の需要に目がくらんで、そして中国に忖度してもっと大きな自国民の需要を落としてしまった。政府も経団連もバカだねえ。
中華帝国様の大親分を天皇陛下に合わせたいがために、おおごとにはしなかった。特定地域の自己申告のみで、ほぼフリーパスで入国させた。国内で感染が広がっているが、今も中国人はどんどん入国している。今も毎日8百人だって。これもバカみたいだ。もともと国内にはウイルスはいなかったから、中国以外に誰が移すか!
今になって、イベント中止の要請だって。リスク管理をしていれば、他国並みに中国人の入国を禁止していれば、こんな事態にはならなかっただろう。明らかに政治家の失敗だ。
そして、東京オリンピック。ネット情報によれば、世界で8千人が感染したSARSは終息に8か月かかったそうだ。現在7万人が感染している新型コロナは、どのくらいかかるだろうか、普通の人が考えても1年じゃ終息はしない。日本人がオリンピックをやるといっても、外国人選手は怖がって来日しないだろうな。
最悪を想定しなくても、東京オリンピックの開催は困難だろう。のんきなテレビマスコミは、期待選手の紹介だの、珍しいパラ競技の紹介だのやっているが、私からすれば、ピントが外れている。この夏のオリンピックは難しい、1年先送りがいい線じゃないかな。
そして、最悪のタイミングで、消費税も上げてしまった。次に来るのは大不況、令和の恐慌になりそうだ。安倍政権は支持率が急降下している。もう上り目はないだろう。安倍さんは生気がないね。おととい全国の小中学校を休みにしたが、コロナでは自分の言葉で一度もしゃべっていない。もう次はないからと気が緩んでるんだろうか。
政府の油断がこのような今の日本にしてしまった。コロナはいずれ収まるだろうが、景気の降下は厳しい。しかし、戦前の世界大恐慌は、実は日本が一番早く脱出している。策はあるんだけどね。その話はまた今度。