産能大の人事組織コースで学習をしている。今日は、今学習している人材マネジメント論で学習した一部を紹介する。「成果を生み出す能力と人材像」という章があった。人材の能力とは何か、については、サラリーマン時代から興味があった。それによると、成果と能力の関係は下図のようになるそうだ。
グラフの軸は、縦軸が成果の大小、横軸が能力の大小だ。グラフの成果が比較的小さいことろ(下半分)では、「スキル」と「思考力」の優劣になる。
ここでいう「スキル」とは、仕事に必要な知識や経験、技能だ、知ってるか知らないかなど。スキルは短時間で身につけられるものもあるが、そうでもないものもある。また必要なスキルは時代とともに変わっていく。更新が必要なものだ。
またここでいう「思考力」は、論理的思考力と創造的思考力があるが、どちらも遺伝的影響が大きく、幼少期に決まってしまうものらしい。フムフム、グラフの下半分は、素材が良くて、幼少期に学習塾などで勉強させれば、能力が身につくというものだ。理解しやすい。
そして、グラフのより高い成果を出すところ(上半分)は、思考・行動特性と動機が必要になってくる。
「思考・行動特性」とは、ちと難しいが、「コンピテンシー」に近い概念だ。スキルと思考・行動特性の違いは、スキルが学力テストの点数だとしたら、思考・行動特性は、その点数を取るのに必要な「学習能力」だという。思考・行動特性の方が、普遍性の高い能力のようだ。
ある企業さんは、入社テストで二段階選抜とし、一定の学習期間をおいて、その上がり幅が大きい学生を採用したそうだ。これなら学習能力が測定できる。そしてこの特性は習得にアウトプットが不可欠だそうだ。スポーツ選手に理論を教えただけでは記録は伸びない、記録は実際に練習して伸ばすものだ。ただしこのテキストにはそれ以上のことは書かれていない。
最後の「動機」、これはまた別のテキストで学習しよう、プロ講師養成講座でも何べんも動機付けは学習していて、実際渡井の研修でも使っている。
今日の成果。私の実施している資格試験の講座では、上記4つの要素のうち、2つは対象にできそうだ。スキルと動機だ。思考力は遺伝的、思考・行動適性はなかなか取り組むのは難しい。スキルは資格試験のテキスト学習、動機付けは何をするか、まだ時間があるから考えよう。
話は変わるが、著者の高橋俊介氏、夕学五十考での講演録があったためこれを聴いた。テーマは働き方改革だったなかなか面白かった。販促のための無料動画だったが、いまはこの無料動画、見つからないが。
注)本日レポートが返ってきた。20点満点で20点の満点だった。出だしは好調!!