これからを稼ごう: 仮想通貨と未来のお金の話 | |
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ホリエモンの本は何冊目だろうか、読んだ後は配偶者に渡すか、捨ててしまう。だから覚えていない。ツイッターで話題になっているので読んでみた。最初は仮想通貨の話。ビットコインやその仕組み、後半は、お金より価値の話。価値のあるものを評価する、評価社会が広がっているという話だ。
お金と仮想通貨は、今年初め、アイスランドに行ったら、現金は全く使わず、すべてクレジットカードで過ごせた経験から、時代は変わっていること、日本銀行と国債の関係から、お金はなんぼでも発行でき、発行した国債は買い取れば返す必要はない、現金が絶対ではない、と予備知識があったため、割とスムーズに理解できた。
後半の評価社会は面白い。メルカリなどは、不要なものから価値を生み出すしくみだから、典型的な評価社会の代物だ。ほかに新しいサービスも紹介されている。CASH、自分の持ち物を写真に撮って送ると、即座にお金が振り込まれるというサービスだ。アプリのウオレットにキャッシュが溜り、銀行経由で現金が受け取れる。私は別に価値のあるものを持っているわけじゃないから使えないな。資格の証書は数あるけど、これは価値にはならないしね。興味のある方、やってみて。
もう一つ、こちらの方が使えるかな。タイムバンク。有名人(ちょっと有名人も)が自分の時間の価値(秒単位)を登録しておいて、ユーザーが10秒単位でこれを買えるのだそうだ。買った時間はビジネスの相談をしてもいいし、講演を聴いてもよい。時間を買うサービスだ。有名人のリストは、中には聞いたことのある人もいる。堀江貴文272円/秒、為末大22.6円/秒(いずれも調査当時)このサービス、自分も登録しておいて、国家試験受験の相談に応じられるかな。