碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

本日はJAZZ本

2008年06月09日 | 本・新聞・雑誌・活字
このブログのデザインを変えてみた。ほんの気まぐれ、気分転換だ。デザインというのは恐い。雰囲気が、これだけ変化してしまう。

基本的にモダンジャズが好きなので、ジャズの新譜をあまり買わない。でも、ジャズの本は買ってしまう。最近入手したのは、小川隆夫さんの新著『ジャズ楽屋噺―愛しきジャズマンたち』。

小川さんの本は結構本棚にある。まず経歴が面白い。東京医科大を出ていて、ニューヨークに行って、向こうのジャズマンたちと交流して、評論を書き、インタビューをして、プロデュースもしてしまう。この本もそうだが、何より、本物・実物と接してきたことが羨ましいし、書かれたものにも説得力がある。というか、とにかくジャズが好きなんだなあ、ということが伝わってくるのだ。

ジャズ楽屋噺―愛しきジャズマンたち
小川 隆夫
東京キララ社

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それから、昨年の暮れに購入して、ときどきパラパラとページをめくるのが、後藤雅洋さんの『ジャズ喫茶 四谷「いーぐる」の100枚』だ。

マイルス、コルトレーン、ビル・エヴァンスなど、自分の好きなアーティストのアルバムについて、「ふーん、こういう聴き方するんだ」「こんな意味があったのかあ」などと再発見できて嬉しくなる。聴いても、読んでも、JAZZは楽しいのだ。


ジャズ喫茶 四谷「いーぐる」の100枚 (集英社新書 421F) (集英社新書 421F)
後藤 雅洋
集英社

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