24日(土)から公開される映画『007 慰めの報酬』を、つい待ちきれなくなり、<先行上映>で観てきた。
前作『007 カジノ・ロワイヤル』では、6代目ボンドであるダニエル・クレイグがなかなかよかった。
それは、クレイグのボンドが不死身のスーパーマンではなく、身体を張ったというか、生身のアクションというか、“人間ボンド”としてそこにいたからだ。作品的にも面白かったし。
さて、新作。
お話は「前作の1時間後」から始まる。気分は続編だ。
前作で愛する女性を死なせてしまったボンドは傷ついている。でも、スパイに私情は禁物。真相を追って、また疾走を開始する。
アクション、アクション。今回もクレイグは体当たりだ。世界各地に飛ぶのも、いつも通り。
ただ、何だか興奮しない。“わくわく感”が少ない。なぜだろう・・・。
ターゲットの<悪役>が、慈善団体を隠れ蓑にして、裏でやっているであろう<悪事>が、その「中身」と悪の「度合い」が、どうもうまく伝わってこない。
それから、ヒロイン(かつてはボンド・ガールといった)も、幼いころに両親を殺された元諜報員という、ややヘビーな設定。“復讐と任務”の間で悩むボンドとの相乗効果(?)で、映画全体のトーンを暗めにしている。
ヒロインを演じるウクライナ出身のモデル、オルガ・キュリレンコも、美女なんだけど仏頂面ばかりが印象に残る。少しは笑顔も見せてくれ!(笑)
「ショーン・コネリー時代」とまでは言わないが、もう少し、明るさや余裕、ユーモアがあってもいいんじゃないか。リアルな諜報活動、アクション、そしてユーモア。要はバランスの問題だ。
ボンド映画に何を求めるか、ってことかもしれないけど、うーん、今回は、正直言って、見終わると、ちょっと疲れた。
そうそう、本当は前作を“おさらい”してから観にいくつもりだったが、いきなり映画館に出向いたため、すっかり前の物語を忘れていた。
これが結構ハンデとなり、映画のはじめのあたり、ずんずん進んでいく展開に気持ちが入っていけなかった。
これから観る人は、必ず「カジノ・ロワイヤル」のDVDなどをレンタルし、復習(予習?)しておくほうがいいです。
前作『007 カジノ・ロワイヤル』では、6代目ボンドであるダニエル・クレイグがなかなかよかった。
それは、クレイグのボンドが不死身のスーパーマンではなく、身体を張ったというか、生身のアクションというか、“人間ボンド”としてそこにいたからだ。作品的にも面白かったし。
さて、新作。
お話は「前作の1時間後」から始まる。気分は続編だ。
前作で愛する女性を死なせてしまったボンドは傷ついている。でも、スパイに私情は禁物。真相を追って、また疾走を開始する。
アクション、アクション。今回もクレイグは体当たりだ。世界各地に飛ぶのも、いつも通り。
ただ、何だか興奮しない。“わくわく感”が少ない。なぜだろう・・・。
ターゲットの<悪役>が、慈善団体を隠れ蓑にして、裏でやっているであろう<悪事>が、その「中身」と悪の「度合い」が、どうもうまく伝わってこない。
それから、ヒロイン(かつてはボンド・ガールといった)も、幼いころに両親を殺された元諜報員という、ややヘビーな設定。“復讐と任務”の間で悩むボンドとの相乗効果(?)で、映画全体のトーンを暗めにしている。
ヒロインを演じるウクライナ出身のモデル、オルガ・キュリレンコも、美女なんだけど仏頂面ばかりが印象に残る。少しは笑顔も見せてくれ!(笑)
「ショーン・コネリー時代」とまでは言わないが、もう少し、明るさや余裕、ユーモアがあってもいいんじゃないか。リアルな諜報活動、アクション、そしてユーモア。要はバランスの問題だ。
ボンド映画に何を求めるか、ってことかもしれないけど、うーん、今回は、正直言って、見終わると、ちょっと疲れた。
そうそう、本当は前作を“おさらい”してから観にいくつもりだったが、いきなり映画館に出向いたため、すっかり前の物語を忘れていた。
これが結構ハンデとなり、映画のはじめのあたり、ずんずん進んでいく展開に気持ちが入っていけなかった。
これから観る人は、必ず「カジノ・ロワイヤル」のDVDなどをレンタルし、復習(予習?)しておくほうがいいです。
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