碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

テレビ朝日・早河洋社長へのインタビュー

2009年08月10日 | メディアでのコメント・論評

放送批評懇談会が発行している月刊誌『GALAC(ぎゃらく)』の最新号(9月号)が出た。

その巻頭に、先日行った早河洋・テレビ朝日社長へのインタビューが掲載されている。

限られたスペースでもあり、うかがったお話をコンパクトにまとめさせていただいた。

その中で、一番印象に残っているのは、「放送倫理」に関して質問した際の、早河さんの以下のような言葉だ。


テレビは複数の人間、しかも職種が違う人間が集団で作業をします。プロデューサーがいて、ディレクターがいて、キャスターがいて、美術がいて、といった具合に。

そういう複合体でやっていると、ひとつのメッセージを出す時には、制作過程で様々な話し合いや議論が行われる。

その中から正しいものを選択するのが“公正さ”の判断であり、それが出来るのがプロフェッショナルであると思うんです。

各自がプロフェッショナルになることで、ほとんどのトラブルは回避できると考えています


確かに、「プロ意識」の欠如や不足が、現在のテレビを危うくしている部分が多々ある。

ならば、プロとは何なのか。何をもってプロと呼ぶのか。そこから考えなくてはならない。

インタビュー全体は、ぜひ本誌で。


GALAC (ギャラク) 2009年 09月号 [雑誌]

角川グループパブリッシング

このアイテムの詳細を見る