放送批評懇談会が発行している月刊誌『GALAC(ぎゃらく)』の最新号(9月号)が出た。
その巻頭に、先日行った早河洋・テレビ朝日社長へのインタビューが掲載されている。
限られたスペースでもあり、うかがったお話をコンパクトにまとめさせていただいた。
その中で、一番印象に残っているのは、「放送倫理」に関して質問した際の、早河さんの以下のような言葉だ。
テレビは複数の人間、しかも職種が違う人間が集団で作業をします。プロデューサーがいて、ディレクターがいて、キャスターがいて、美術がいて、といった具合に。
そういう複合体でやっていると、ひとつのメッセージを出す時には、制作過程で様々な話し合いや議論が行われる。
その中から正しいものを選択するのが“公正さ”の判断であり、それが出来るのがプロフェッショナルであると思うんです。
各自がプロフェッショナルになることで、ほとんどのトラブルは回避できると考えています
確かに、「プロ意識」の欠如や不足が、現在のテレビを危うくしている部分が多々ある。
ならば、プロとは何なのか。何をもってプロと呼ぶのか。そこから考えなくてはならない。
インタビュー全体は、ぜひ本誌で。
GALAC (ギャラク) 2009年 09月号 [雑誌]角川グループパブリッシングこのアイテムの詳細を見る |