碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

本とコーヒー

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

「BORDERS」という本屋さんで、もうひとつ嬉しいのは、お店のフロアの一角に“シアトル系”のコーヒーショップがあることだ。

しかも、買った本とコーヒーを持って、広いテラスに出ることもできる。2階なので見晴らしもいい。

ここでは、よくハワイ大学の学生らしい若い衆を見かける。

買った本を読んだり、ラップトップを広げている者も多い。

なんだか、いい光景だ。

彼らの真似をして、ずっと居続けたくなってくる。

HARUKI MURAKAMIのペーパーバック

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

ごひいきの書店「BORDERS」での“釣果”はいくつかあったが、その中に、前から欲しかった村上春樹さんのペーパーバックが2冊。

『THE WIND-UP BIRD CHRONICLE(ねじまき鳥クロニクル)』と、『SOUTH OF THE BORDER,WEST OF THE SUN(国境の南、太陽の西)』だ。

前者の冒頭に置かれた「Book One: The Thieving Magpie  June and July 1984」の文字を見ると、『1Q84』を読んだ今では、やはり不思議な感慨がある。

書棚の“ハシゴ乗り”

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

映画の後は、大好きな本屋さん「BORDERS」へ。

まるで図書館のような雰囲気と豊富な品揃えが嬉しい。

そうそう、ここへ来ると、どうしてもやりたくなるのが、書棚の“ハシゴ乗り”だ。

単に、上段の本を取るだけなのだが、実に楽しい。 

ハシゴ付きの書棚は、“本好き”の夢の一つである。少なくとも、私にはそうだ。

自分の研究室の本棚にも取り付けたかったほど、このハシゴが好きだ。

久し振りの“搭乗”で大満足、の図。

映画『ディストリクト9』を観た

2009年08月18日 | 映画・ビデオ・映像

ワード・センターの映画館で、ピーター・ジャクソン監督がプロデュースした『ディストリクト9』を観た。

監督はニール・ブロムカンプ。


いやあ、何と言いましょうか。

良くも悪くも(って悪くはないが)「エライもんを見ちまったぜ」感でいっぱいです(笑)。

「DISTRICT9」は「第9地区(区域)」ってなことだが、南アフリカのある街に設けられた“場所”。

そこは、“難民”であるエイリアン(異星人)の居住地区なのだ。

そこに“住んでいる”のだから、人間は彼らとどう“折り合い”をつけるかが問題だが、簡単にはいかない。

実は、とんでもない事件が起きる。

映画全体は、ドキュメンタリータッチで、中にニュース映像(もちろん創作)も織り込みながら進んでいく。

ちょっと『クローバー・フィールド』を思った。

でも、エイリアンVS人類といった単純な話ではない。

それから、かなり激しい戦闘が展開されるのだが、普通の感覚でいうと、結構残酷なシーンも多い。

作品全体も、その独特の世界観のこともあり、決して一般受けはしないはず。

「このまま日本で公開できるのかなあ」と、やや心配しながら観た。

一応、ある種の救いもあり、“読後感”としては、重い・暗い・残酷ばかりじゃないので、ひと安心。

だたし、映像は相当なものだ。

『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が提供するんだから、当然かもしれないが。

まあ、とにかく、映画館の外に出たら、ふ~っと深呼吸したくなる1本でした。

一番人気は『PONYO』

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

映画館に来てみれば、一番人気はディズニー提供の『PONYO』。

ポスターには、宮崎駿監督の名前ではなく、「スタジオジブリ作品」とある。

吹き替えの役者がすごくて、ケイト・ブランシェット、マット・デイモンといった名前が読める。

あの歌を、全米の子どもたちが歌うのを想像すると、なんだか笑える。

それはそれとして、私が選んだのは・・・

ランチはハンバーガー

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

ランチは「KUA AINA」のハンバーガー。

そのボリュームと、ジューシーなバーガーは見事だが、“お台場店”のほうが美味しかったような(笑)。

それにしても、こんなのを軽々と平らげる人々と、戦争なんかしてはいけません。

お馴染みの風景ではあるけれど・・・

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

青い海、白い砂浜。

このお馴染みの風景を、人工的に造ったというのは大変なことだ。

とはいえ、青い海にも、白い砂浜にも、あまり関心はないので、そろそろ町中へ散歩に出よう。

お目当ては、いつものように本屋さんと映画館だ。

特に本屋さんは、本だけでなく、いろんな文房具が楽しい。

昨日までの島でも大量購入していて、結構かさばる。

でも、すでに“ヤマト宅急便”の予約もしてある。小さな島にはないが、ここなら大丈夫。ほんと、便利だ。

ありがとう、ヤマトさん。

ひとつ屋根の下、再び

2009年08月18日 | 遥か南の島 2009~2012

「ひとつ屋根の下」といっても、例の酒井容疑者の話ではない。

巨大なホテルを眺めていて、これもまた“ひとつ屋根の下”だと思っただけのこと。

しかも、人が恒常的に“暮らす”マンションとは異なるわけで、一時的に人が“滞在”する場所、あるいは一夜だけで“通過”する場所だ。

ホテルというひとつ屋根の下で、ある時間、ある瞬間に、国籍や人種も様々な何百という人生が、すれ違うという意識もないまま、すれ違って行く。