碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

放送まで、あと1週間

2009年12月20日 | テレビ・ラジオ・メディア

『課外授業 ようこそ先輩』五十嵐威暢篇の放送が、いよいよ1週間後に迫った。

準備をしている頃は、オンエアなどずっと先のことだった。

ロケをしていても、12月までは十分時間があると思っていた。

しかし、編集、直し、編集、直しと繰り返すうちに、放送日はどんどん近いてきた。

とにかく、あと1週間だ。

クリスマスのプレゼントみたいに待ち遠しい(笑)。

今日の「勝間和代篇」の終りで予告が流れます。

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『課外授業 ようこそ先輩』
 おもいをカタチにしてみよう ~彫刻家 五十嵐威暢~

NHK総合テレビ
 2009年12月27日 (日) 午前8時25分より
北海道での放送は
 2010年 1月10日 (日) 午前10時50分より

NHK BS2
 2009年12月29日 (火) 午後3時30分より

ナレーター:中嶋朋子
ディレクター:藤島保志
プロデューサー:碓井広義/原 徹(NEP)
制 作:アウンビジョン

年内最後の放送とススキノ探偵

2009年12月20日 | テレビ・ラジオ・メディア

HTB北海道テレビの人気キャラクター「on(おん)ちゃん」。

いつも局舎の屋上から札幌の街を眺めている。

そのonちゃんの頭の上にも、まるで帽子のように雪が載っていた。


今週のHTB「スキップ」は、番組自体が“年内最後の放送”だった。

私の「徹夜本」のコーナーでは、東直己さんの新刊「旧友は春に帰る」(早川書房)を紹介。

「ススキノ探偵シリーズ」の10作目にあたる。

92年に「探偵はバーにいる」でデビューした東さん。

このとき、主人公の便利屋「俺」は27歳だった。

新作は、その25年後という設定。「俺」も52歳になっている。

当時、ススキノでナンバー1だったデート嬢(懐かしい呼称だ)モンローが、25年ぶりで北海道に舞い戻ってきた。

しかも、困っている。北海道から出たいのに、出られないという。彼女を“抑えたい”一団がいるからだ。

昔の女でもないのに、「俺」はモンローを助けようと夕張へと向かう。

当然、いつもの“あれやこれや”のトラブルが起きる。

相変わらず「俺」は携帯電話を持たないし、信じないし(笑)、ススキノの不思議な住人たち、友人たちも元気だ。

新作と同じ冬の夜。ススキノの中を歩いていると、「俺」、いや東さんとすれ違いそうな気がしてくる。


旧友は春に帰る (ハヤカワ・ミステリワールド)
東 直己
早川書房

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