碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

長野県諏訪二葉高校で講演

2010年11月02日 | 日々雑感

特急あずさで、信州の上諏訪へ。

名門・諏訪二葉高校で講演です。

戦前の諏訪高等女学校時代には、作家の平林たい子や藤原てい(作家・新田次郎の妻で、数学者&エッセイスト・藤原正彦さんの母上)などが卒業している。



実は、私が松本の高校生だった頃、一度訪問したことがある。

当時は女子高であり、共学となった今でも女子生徒の数のほうが多く、また女の子たちが元気だ(笑)。

二葉に来たのは、高校の図書委員会の集会があったから。

松本からは我が深志高校と蟻ヶ崎高校(ここも以前は女子高)、諏訪の青陵高校と二葉高校、計4校の図書委員たちが一堂に会したのだ。

会場は青陵だったが、二葉にも立ち寄った。

校門横の「すこやか」像を見て、その時のことを思い出した。



講演会場は体育館。

全校生徒約700名、そしてPTAや同窓会の方々を前に、「テレビをつくる テレビをまなぶ」と題して話をさせていただいた。



みんな熱心に聞いてくれて、90分はあっと間に過ぎた。





例によって、会場全員で、しっかり「あいさつ」をして講演を終了した。

メディアとか、ジャーナリズムに興味のある生徒さんには、ぜひ上智の
新聞学科に来てほしいものだ。








二葉の皆さん、今日は、ありがとう!


上智大学「ソフィア祭」初日の風景

2010年11月02日 | 大学

1日から3日までの「ソフィア祭」。

初日は平日にも関わらず、結構なにぎわいだった。

そんなキャンパス風景をいくつか・・・・















おやつがわりの「たこ焼き」300円也。


“コメディエンヌ”石原さとみの「霊能力者 小田霧響子の嘘」

2010年11月02日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

『日刊ゲンダイ』に連載中のコラム「テレビとはナンだ!」。

今週の掲載分は、「霊能力者 小田霧響子の嘘」(テレビ朝日)の石原さとみについて書いた。


見出し:

石原さとみのコメディエンヌぶりが全開

コラム本文:

この春まで、日曜の夜11時半、ニッポン放送で「石原さとみ SAY TOME!」という番組が流れていた。

5年も続いていたのに突然終了で残念。

何より石原の素のトークが良かった。ほとんど気取らず、いつもケラケラ笑っていたのが印象的だ。

そんな石原が日曜夜11時「霊能力者 小田霧響子の嘘」(テレビ朝日)に主演している。

本当は霊能力なんて無いのに、「オカルトーーク」なる番組まで持つ人気霊能力タレントの役だ。

ただ、霊能力は嘘だけど観察力や洞察力は人並み以上で、心霊現象がらみの事件を見事に解決してしまう。

物語自体は実にたわいもないのだが、この秋の新ドラマの中で唯一といっていいコメディである点がミソだ。

そう、コメディエンヌとしての石原さとみが全開なのである。

あのラジオ番組を彷彿とさせるはじけ方をしている。

毎回、「オカルトーーク」でのキメの場面がある。

「さあ、皆さん。除霊の時間です!」で始まり、「成仏されました」で締めるのだが、これがもう「水戸黄門」の印籠に匹敵する大見栄なのだ。

しかもニセ霊能力者だから必ずズッコケる。このシーンだけでも、見る価値は十分にあるはすだ。

元々演技力には定評がある石原。

シリアス物とコメディを使い分けて支持層を広げる戦略は悪くない。

同世代のライバル、綾瀬はるかを猛追するためにも、ね。

(日刊ゲンダイ 2010.11.02付)


・・・・それにしても、最近の石原さとみ嬢の“くちびる”は、一段と存在感を増し、より一層自己主張しているように感じるのは、私だけだろうか。

私だけかも(笑)。