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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

信楽で、彫刻家・五十嵐威暢さんの“公開制作”を撮影

2010年11月28日 | 映画・ビデオ・映像

今、彫刻家・五十嵐威暢(いがらし たけのぶ)さんが取り組んでいるのは、札幌駅に置かれる巨大なテラコッタ作品である。

その制作のプロセスを、ずっとカメラで追ってきた。




最終的には、ドキュメンタリー映画として完成させる予定だ。




アトリエというか、作業場は、信楽にある巨大な工場。





今回は、太い柱のような粘土で、さまざまな形を創っていく様子を“公開”したのだ。




五十嵐先生は、時折解説をはさみながら、見学者たちの前で、どんどん作業を進めていく。






道具もユニークで、ピアノ線のごときワイアーで曲線状に粘土を切っていったり、角材でばんばん叩いたり・・・・。




まるで子どもが遊んでいるようだが(笑)、「アートは遊び。遊びはアート」が持論の先生だから、当然か。

こうして何百本もの粘土と向き合ってきたわけだが、この日、ついに先生の作業はゴールした。

そのゴール寸前の、数本分の制作現場を公開したことになる。






ラストでは、先生がその中の1本にサインを入れた。

みんな、拍手。






今後、形を与えられた粘土たちは、十分に乾燥させた上で、焼かれることになる。

メガ信楽焼?(笑)

札幌駅に、この巨大な彫刻作品が置かれるのは、まだ先だ。