発売中の『週刊東洋経済』最新(11月13日)号。
「就職氷河期」の次は、「就職“新”氷河期」ですか。
うーん、煽るなあ(笑)。
確かに厳しいのは事実だ。
企業の採用枠も復活はしていない。むしろ「厳選採用」が進んでいる。
今、大学3年生は就職活動の真っ最中だが、これに「無い内定」族の4年生や、「就職浪人」した2度目の4年生、さらに既卒者まで参戦しているのだ。
しかし、あらためて「“新”氷河期」と命名され、「若者たちの不幸絵図」と書かれては、彼らも堪ったものじゃない。
「就活鬱(うつ)」さえ蔓延しそうではないか。
ここはむしろ、常見陽平さんの『くたばれ!就職氷河期』(角川SSC新書)など読みたいところだ。
その第1章のタイトルは「就職氷河期って言うな」。
ほんと、そればっかり「言うな」である(笑)。
とにかく、マスコミが乱発する「氷河期」ネタに惑わされないでほしい。
同時に、マニュアル本にも、あまり傾倒・没入しないでほしい。
それより、人生の先輩、就職の先輩でありながら、普段あまり会話していない(笑)自分の父親と、久しぶりで雑談でもしてみたらいい。
意外なヒントがあるかもしれない。
それに、自分の親ともまともに話せない学生が、それこそ見ず知らずのおじさん(面接官)たちと、自然体で話せるはずもないからだ。
・・・・というわけで、就職と就職活動については、引き続き書いていくことにします。今日はここまで。