先日、テレビ界の大きな賞の一つである「ATP賞テレビグランプリ
2010」が発表になった。
おめでとうございます!
ATPとは「全日本テレビ番組製作社連盟」のこと。
「ATP賞」は、制作会社が作った番組の中から、優秀な番組を、”作り手”同士で選び合うところに特色がある。
今年の受賞作を見てみよう。
【グランプリ】
<ドラマ部門>
NHK ドラマ10 「八日目の蝉」
テレパック/NHK総合
【最優秀賞】
<ドラマ部門>
NHK ドラマ10 「八日目の蝉」
テレパック/NHK総合
<ドキュメンタリー部門>
特集番組 「二本の木」
NHKエンタープライズ/NHK総合
<情報バラエティ部門>
「タイムスクープハンター」スペシャル
幕末決死行! - 江戸牢獄・限界長屋の実態 -
NHKエンタープライズ・ピクス/NHK
【優秀賞】
<ドラマ部門> (4本)
テレビ東京 開局45周年記念ドラマスペシャル 「白旗の少女」
共同テレビジョン/テレビ東京
ドラマW「一応の推定」
テレパック/WOWOW
土曜ドラマ「外事警察」
NHKエンタープライズ/NHK総合
ハイビジョン特集
「少女たちの日記帳 ヒロシマ 昭和20年4月6日~8月6日」
テレビマンユニオン・NHKエンタープライズ/NHK BShi
<ドキュメンタリー部門 >(5本)
ハイビジョン特集「津軽」
~生誕100年 太宰治と故郷~
テレコムスタッフ・NHKエデュケーショナル/NHK BShi
ザ・ノンフィクション「康子のバラ」
~19歳、戦禍の日記~
ドキュメンタリージャパン/フジテレビジョン
ハイビジョン特集「プリズンドッグ」
~僕に生きる力をくれた犬~
テレビマンユニオン・NHKエンタープライズ/NHK BShi
ノンフィクションW「闇を歩く」
~ダイアログ・イン・ザ・ダーク~
アミューズ/WOWOW
「頂の彼方に…栗城史多の挑戦」
コスモ・スペース/BSジャパン
<情報バラエティ部門 >(3本)
「あべ一座旗揚げ公演 ~あべ上がりの夜空に~」
NHKエンタープライズ/NHK BShi
ハイビジョン特集「太宰治 人間失格 裁判」
テレコムスタッフ・NHKエンタープライズ/NHK BShi
「アナタの名字SHOW」
~新型ネームエンタテインメント~
ハウフルス/讀賣テレビ
【総務大臣賞】
ハイビジョン特集
「少女たちの日記帳 ヒロシマ 昭和20年4月6日~8月6日」
テレビマンユニオン・NHKエンタープライズ/NHK BShi
このラインナップを見て、一番驚いたのは、「NHKの番組」の多さだ。
これは一体どういうことなのか。
いくつか考えられる。
まず、「賞」に値する「いい番組」は、NHKで放送されているということ。
受賞作は、いずれも納得がいくような、いい番組が並んでいる。
視聴率うんぬんはいざ知らず、今や「質」の面では、圧倒的にNHKに軍配が上がるわけだ。
次に、番組制作会社が“活躍”する舞台として、NHKの存在が非常に大きくなっている、という事実である。
民放が制作費削減を推進し続けた結果、制作会社が“まともな制作費”で番組を作れる「場」は、NHKしかなくなっているのだ。
もちろん制作会社によって比率は違うだろうが、全体として、NHK抜きに制作会社の“経営”は成り立たないようになっている。
そんな実態を突きつけられたような気がする。
民放とNHKとの“格差”が、ここまで目に見える形で加速化しているということだ。