札幌の弘栄堂書店で入手したのが、都筑道夫さんの名著「黄色い部屋はいかに改装されたか?」の”増補版”。
オリジナルが晶文社から出たのが1975年で、残念ながら、その後、絶版。
で、フリースタイルから、この増補版が新刊として登場した。
出版自体も嬉しいが、装丁がまた嬉しい。
「黄色い部屋はいかに改装されたか?」はいかに装丁されたか?(笑)
何しろ、外観から奥付けにいたるまで、ポケミス(ハヤカワポケットミステリ)そっくりなのだ。
その仕上がりは、ミステリファンでもつい間違えるほど素晴らしく、よく見たら版元が早川書房じゃなかった、てな感じでした。
この“遊びごころ”に拍手。
そして、肝心の「増補」の中身も、かなり充実しています。

奥付の表記、黄色の小口、紙質、
ビニールカバーまで忠実に再現(笑)