恥ずかしながら、って別に恥ずかしくはないけど(笑)、
最近、偶然のことから佐藤真由美さんの短歌を知った。
で、さっそく『プライベート』『恋する歌音(カノン)』など、
数冊を入手してみた。
うーん、なるほど。
『サラダ記念日』の俵万智さんとも、河野裕子さんとも、
また違った味わいだ。
メール打つ手が震えても
あなたにはわからないのがなんか悔しい
あの人に会うかもしれない
それだけで選んだ服をきょうも着ている
戻れない場所へ誰かと行く勇気
それを愛とは呼べなくっても
壁際に追い詰められて
許してはいない証拠に目を開けている
この恋が本当の恋だといいね
最後の恋にならなくっても
今わたしがあなたのものであることを
月よりほかに知らぬベランダ
今すぐにキャラメルコーン買ってきて
そうじゃなければ妻と別れて
泣きながら眠っていつも朝だけが
わたしを裏切らずに来てくれる
「じゃあこれで」お別れだねと言うほどの
何も起こらなかったお別れ
大丈夫 こんなの前もあったじゃん
恋くらいで死なないんだから
・・・・「短歌」も、やるもんです(笑)。