29日(日)の朝、出演した「TBSレビュー」オンデマンド特集が、無事放送されました。
私にとっての「オンデマンド」は、実際にNHKの「見逃しパック」「見放題パック」のうち、見逃しを利用しています。
月額945円です。1本だと210円なので(笑)。
それから、民放の番組を、配信会社で単品購入する、というのもやっています。
やはり見逃した時、録画予約を忘れた時に便利。
また、最近多いのは、その番組の評判を聞いて「見てみたい」と思った時に、有難いサービスですね。
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木村郁美アナウンサー
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さて、放送で話した一部を再録してみると・・・・
オンデマンドによって、テレビを「見る」ことに関して、主導権が視聴者に移ってきた、ということが一番大きいと思います。
来年、日本のテレビ放送はちょうど60周年を迎えます。
1953年に放送が開始されて、基本的には現在まで変わらない構造があって・・・。
どんな番組を、何曜日の何時に放送するのか、それを決めるのはテレビ局だということです。これを編成と呼ぶんですね。
編成するのはテレビ局で、視聴者は、その編成に合わせて、テレビの前で待っているしかなかった。
つまり「見ること」に関する主導権は、テレビ局が握っていたわけです。
それが少し変化してきたのは「録画機」の登場でした。放送時間にその番組を見られなくても、後から録画を見られるようになった。
オンデマンドは、それをさらに進めた形です。
パソコンなりスマホなりさえあれば、いつでも、どこでも、番組を見ることができる。
テレビ局の都合ではなくて、視聴者が自分の都合に合わせて見る。
テレビを視聴する、テレビを見るということに関する主導権が、視聴者のものになってきたんですね。
・・・・さらに今後は、オンデマンドによって、流しっぱなしではない、ずっと見てもらえる、何度でも見るに耐える番組を求められる。
つまり、これまで以上に、「番組の質を問われる時代」と言えるわけです。
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