なぜ急に、その本を読みたくなったのか。
それを説明すると、長くなるので割愛(笑)。
とにかく突然、加賀まりこさんが8年前に出版した、初の自伝的エッセイ集『とんがって本気』(新潮社)が読みたくなった。
本棚を探してみる。
見つからない。
その代わり、文庫版が発見できた。
でも、タイトルが変えられていたのだ。
『純情ババアになりました。』(講談社文庫)。
いいですねえ(笑)。
この本の中に、こんな言葉が出てくる。
「お互い、今が一番の人生を送りましょう」
これは加賀さん本人の言葉ではなく、加賀さんが親しくしている老舗の女将さんからの手紙にあったものだという。
いいよねえ、「今が一番の人生」。
今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。
古川 聡
『宇宙へ「出張」してきます』 毎日新聞社
金子兜太
『荒凡夫』白水社
大山勝美ほか
『テレビは何を伝えてきたか』 ちくま文庫
平野 悠
『ライブハウス「ロフト」青春期』 講談社
ケン・シーガル
『Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学』 NHK出版
臼井幸彦
『シネマと鉄道』 SCREEN新書
* 上記の本の書評は、
発売中の『週刊新潮』(8月2日号)
に掲載されています。