あっちも、こっちも、同時に「血まみれ」って。
「13日の金曜日」の話ではない。ジェイソン、懐かしいけど(笑)。
TBSとテレビ朝日が、同じ木曜21時枠で、どちらも“医療ドラマ”を始めたのだ。
で、仲里依紗ほか若い衆のTBS「レジデント ~5人の研修医~」。
第1回を見た印象は、研修医たちそれぞれの役柄というか、個性を強調したいのだろうが、何だか型通りというか、類型的というか、いかにも表面的な“振り分け”にしか見えないのが残念。
これからずっと、彼らの“成長”とやらにつき合っていきたい、と思わせるだけの魅力が、仲里依紗はともかく、ほかの4人にあるだろうか。
ま、一人前の医者以前に、一人前の演技者を目指してください(笑)。
対するは、米倉涼子のテレ朝「ドクターX ~外科医・大門未知子~」。
人が病に倒れる前からそれを予測し、いざ手術となれば鮮やかに患者の命を救う、“フリーランス”の女性外科医。
第1回、いやあ、カッコよかった。
それでいて、“米倉涼子ネエさん”にしか見えないのが凄い(笑)。
でも、きっと、ネエさんを見続けたい人にとっては、刑事だろうが、銀座のママだろうが、外科医だろうが、何を演じていても関係なくて。
これもまた、ネエさんを見ていたい人のためのドラマなんだろう。
ただ、手術の最中はマスクをしているので、ネエさんも「ここは目で演技!」とばかりに、目をかっと見開くばかり。
飛び出しそうな「目玉ぐりぐり」のアップは、見ていて、ちょっと疲れます(笑)。
それにしても、医療ドラマの濫発だなあ。