碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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フジ月9「PRICELESS」に、びっくり

2012年10月23日 | テレビ・ラジオ・メディア

すっかり恒例となった“後出しジャンケン”のフジテレビ月9.

ようやく22日から、「PRICELESS〜あるわけねえだろ、んなもん〜」が始まった。

何でも“木村拓哉初の極貧転落人生コメディ”なのだそうだ。

で、第1回目を見てみたわけですが、あまりの展開に、かなりびっくり(笑)。

「細かいことは、あらためて」にしますが、主人公(キムタクさん)がホームレスになるプロセスが、あまりと言えば、あまりのご都合主義で。

濡れ衣の機密漏えい、いきなりの懲戒解雇、社内で暴れて警察の留置場、自宅マンションの大爆発、一挙に一文無し、公園でホームレスから段ボールをもらい、ケータイは人とぶつかって川に落とし・・・・。

サブタイトルの「あるわけねえだろ、んなもん」は、まんま視聴者の声だ。

「これドラマですから」とか、そういうレベルじゃなくて、この筋立て、ドラマのシナリオとして成立してるんですか? という、近来まれにみる乱暴な(荒唐無稽とも言う)話の運びでした。

まあ、とにかくキムタクさんをホームレスにしなきゃいけなかったんだね(笑)。

それにしても、この調子で、全10回とか行くのだろうか。

ごくろうさまです。

私は、この初回だけで十分だけど(笑)。