どこに行っても、映画館と本屋さんに立ち寄る。
国内も海外も同じだ。
今回、この町の映画館では、「観たい」と思わせる作品を上映していなかった。
残念。
でも、予告のポスターは、昔も今も、どんな作品でも、必ず少しだけ、どきどきさせてくれる。
ゴルフは、これまでに3回だけ、やったことがある。
3度目にコースに出た時、「どうも向かないなあ」と思って以来、やめたままだ。
クラブのセットも、人にあげてしまった。
それでも、部屋の前のグリーンを、楽しそうに歩いて行く人たちをぼんやりと見ていると、かつて、ごく稀にボールをジャストミート(?)した瞬間の手応えを思い出す。
それに、ゴルフ愛好家には憧れのコースだとも聞く。
ちょっとやってみたくなる。
でも結局は、今回もクラブを持つことはないだろう。
海へ向かってなだらかに傾斜したグリーンと、時折通り過ぎるかわいいカートを眺めているだけで、十分ゼイタクな気分なのだ。
たとえば・・・
「“完璧な形”とは?」と訊かれたら、どう答えるだろう。
真っ先に「卵」が思い浮かんだりする。何となくだけど。
でも、実は自然界のものって、どれも完璧な形をしているのかもしれない。
花も鳥も、みんな。
せっかちである。
約束の時間は守るほうだ。
人を待つことも、待たせるのも、苦手。
人以外なら?
映画が始まるのを待つのは好き。
会議の始まりを待つのは、あまり好きじゃない。
待つことの先に何があるかだ。
ローカル空港の片隅で、小さなプロペラ機が来るのを待っている。
昨日の『日刊ゲンダイ』に掲載された連載コラム「テレビとはナンだ!」は、TBS『総力報道!THE NEWS』について。
「特集」が良くなったという話と、小林麻耶さんの“露出時間”というか、“トーク時間”だ。
調べてみて、びっくりしたのは、2時間の番組の中で、小林キャスターが実際に「しゃべる」時間の合計が、わずか3分間だったこと。
まあ、相変わらず主婦層の支持は得られていないけど、これって、すごくないかい?
制作側の「番組には出すけど、あまり露出させない」という意図を感じて、何だか可哀そうになったのでした。
放送批評懇談会が発行している月刊誌『GALAC(ぎゃらく)』の最新号(9月号)が出た。
その巻頭に、先日行った早河洋・テレビ朝日社長へのインタビューが掲載されている。
限られたスペースでもあり、うかがったお話をコンパクトにまとめさせていただいた。
その中で、一番印象に残っているのは、「放送倫理」に関して質問した際の、早河さんの以下のような言葉だ。
テレビは複数の人間、しかも職種が違う人間が集団で作業をします。プロデューサーがいて、ディレクターがいて、キャスターがいて、美術がいて、といった具合に。
そういう複合体でやっていると、ひとつのメッセージを出す時には、制作過程で様々な話し合いや議論が行われる。
その中から正しいものを選択するのが“公正さ”の判断であり、それが出来るのがプロフェッショナルであると思うんです。
各自がプロフェッショナルになることで、ほとんどのトラブルは回避できると考えています
確かに、「プロ意識」の欠如や不足が、現在のテレビを危うくしている部分が多々ある。
ならば、プロとは何なのか。何をもってプロと呼ぶのか。そこから考えなくてはならない。
インタビュー全体は、ぜひ本誌で。
![]() | GALAC (ギャラク) 2009年 09月号 [雑誌]角川グループパブリッシングこのアイテムの詳細を見る |
先日、『ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆』(朝日文庫)を送って下さったのは、テレビマンユニオンでの先輩である稲塚秀孝さん(現在、制作会社タキシーズ代表)だ。
数年前、稲塚さんは「広島と長崎で2度被爆した」という稀有な体験をもつ山口彊さんのドキュメンタリー映画を独力で製作した。
当時の私は千歳の大学にいたが、この作品を学生や市民に見て欲しいと思い、学園祭で上映会を開いた。
当日は、稲塚さんも会場に来て下さり、上映後に短いトークショーを行うことができた。
この本は、山口さんが、数奇なその半生を綴ったものだ。
造船技師として派遣された広島で被爆し、命からがら逃げ帰った故郷長崎で二度目の被爆。
戦後は米軍の通訳や英語教師として、原爆症と闘いながら必死で家族を守り続けた山口さん。最愛の息子さんも原爆症で失っている。
実際に体験した者でなければ語れない、貴重な証言である。
山口さんは、これを伝え続けることを使命としてきた。
帰りの車内・機内で読むために、この文庫本を鞄に入れてきた。
8月9日。
さあ、山口さんのお話をうかがう時間だ。
数年前、稲塚さんは「広島と長崎で2度被爆した」という稀有な体験をもつ山口彊さんのドキュメンタリー映画を独力で製作した。
当時の私は千歳の大学にいたが、この作品を学生や市民に見て欲しいと思い、学園祭で上映会を開いた。
当日は、稲塚さんも会場に来て下さり、上映後に短いトークショーを行うことができた。
この本は、山口さんが、数奇なその半生を綴ったものだ。
造船技師として派遣された広島で被爆し、命からがら逃げ帰った故郷長崎で二度目の被爆。
戦後は米軍の通訳や英語教師として、原爆症と闘いながら必死で家族を守り続けた山口さん。最愛の息子さんも原爆症で失っている。
実際に体験した者でなければ語れない、貴重な証言である。
山口さんは、これを伝え続けることを使命としてきた。
帰りの車内・機内で読むために、この文庫本を鞄に入れてきた。
8月9日。
さあ、山口さんのお話をうかがう時間だ。
![]() | ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆 (朝日文庫)山口 彊朝日新聞出版このアイテムの詳細を見る |
「スキップ」の後は、FMノースウエーブ「なんてったって大人塾リターンズ」。
いつものスタジオで、ヒロ(福地)さん、ケイコさんと。
映画と本の話をさせいただいた。
労作『剱岳 点の記』と、予想より良かった(笑)『アマルフィ 女神の報酬』。
今野敏さんの『同期』と、三浦しをんさんの『星間商事株式会社社史編纂室』。
ノースに向うタクシーで、運転手さんに「聴いてますよ」と言われて、びっくり。声でわかったそうだ。
ラジオも5年目になる。
今は月1回の出演だが、千歳の大学にいた頃は、毎週出ていた。こうして聴いていてくださるリスナーが、実際にいるのだ。
ラジオも楽しいねえ。