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線路はまるで廃線のようにぷっつりと無くなっていました

2011-07-07 20:46:00 | 災害について
線路が地震と津波で無くなった場所をみました。
石巻市矢本地内です。
ボランティアセンターから宿に帰る途中にあります。
車でその痕跡を見つけ近くまで降りてみました。

線路が切れている踏切の名称が記されています。

線路がぷっつり切れています。これは初めからなかったのではないか。つまり廃線された後ではないかと思うほどきっぱりと切れていました。


鉄路を支えていた電柱も倒れ、電線も田んぼの中に垂れ下がっていました。
青い空の元 その深刻さを痛感したのは 今日JR代行車と書いたバスを見てからです。
確かにこの線・仙石線は、高校生や通勤者や買い物に出る高齢者の足を保証していました。駅前でバスを待つ高校生の姿を見て、実感しました。

そして、昨日、ブロック塀の撤去をしたお宅の近所を昼食休憩中に歩いていたら、錆ついた線路を見つけました。踏切の遮断機もなく、廃線の線路が残っているのかと、ボランティア先の奥さんに尋ねると、「仙石線です。ついこの間まで走っていたのよ」とおっしゃいました。

『鉄路は続く』 とは国鉄が民営化され差別を受けた労働者の心意気を表した言葉ですが、鉄路は続いていたんです。はやくつなげてほしいと願いました。

今日は体力勝負のブロック塀壊し

2011-07-06 20:38:58 | 災害について
今日6日は 倒れたブロック塀の撤去作業で、文字通り体力勝負です。

道路などの泥カキは行政が行うが、個人の住宅の問題など、行政がやらないところを、申し出によってボランティアが御助けをするということらしいです。

今日は、ブロック塀が倒れ、近所の敷地にかかっているお宅で、
そのブロック塀の撤去作業を行いました。

出発前に 水は持ってきたかと聞かれ、500mlのペットボトルを持って生きたと言うと、泥カキ専門で取り組んでいる方から、それでは足りないと言われ、銘々2リットルいりの水を買いました。

鉄筋の入ったブロックを壊し、その瓦礫をかたずける仕事で
本当に 大変な仕事でした。

そのお宅は、私の身長以上に海水につかり、ブロック塀によって壁も破壊され、家の中はガラン胴になっていました。
奥さんは、お子さんを迎えに行き 車で逃げたそうで
そうでなかったら 車はもちろん命も危なかったと話しておられました。


帰りに近所の田や畑に たくさんの車が突き刺さり、二段重ねになり、泥に埋まっていました。間もなく4カ月になるというのにです。

行き帰りの車の中から見る風景は、震災直後と違って一定片付いているとはいえ
このがれきの中から立ち上がるのには、相当のエネルギーを必要とするとな~と痛感しました。

この力を与えるのが政治の後押しのはずなのに、復興大臣は自分は何さま問うような発言をして辞任、当然とはいえ、管首相の責任を問う声が大きくなり、退陣問題ばかりがクローズアップされる。
はやく被災者の救済を進めてよと
テレビのニュースを見るたびに怒りがわきます。

明日は、何の仕事でしょか?
がんばります。

仮設住宅へお届け隊 2ラウンド 

2011-07-06 19:33:45 | 災害について
昨日は 眠くて眠くて
ブログの更新をついに諦めました。
毎日、全国から新しいメンバーがやってきます。

そこで 下の写真は 日本共産党の震災救援対策センターです。

下の物資は 東村山から 茨城から 九州から送られてきたジャガイモ、人参、玉ねぎ、カボチャ、キャベツ、米、カレールー、などの食料品です。
この他にも、二階には紙おむつ、子ども用おむつ、タオル、バスタオル、洋服、軍手、洗剤(台所、洗濯)、トイレットペーパー、ティッシュペーパーの箱などが天井まで山積みになっていました。

センター前でボランティアの受け入れ担当から説明を受ける東村山から行ったメンバー




昨日5日は、救援物資のお届け隊をやりました。
仮設住宅の通路に野菜や日常品などの物資を並べ始めると
被災者の方々が次々に出てこられ、行列をつくります。

品物を受け取りながら、
「お皿も初めに人数分しかもらえずお醤油を入れる小皿もないのよ」
と話しておられました。
また、「足が悪くて買い物にも行けないのよ」
など、口々に窮状を訴えておられました。

午後に 伺った仮設住宅は、市民球場に作られたものでした。

ここでは 今月臨月を迎えるという若いお母さんがこられました。

野菜や 新生児用の紙おむつや、哺乳瓶やバスタオルなど
思わずたくさん手渡しました。
まだ小さなお子さんが二人いて、4人家族で3DKだそうです。
がんばって元気な赤ちゃんを産んでねと願いました。

また、ご自宅から ジュースや麦茶を持ってきて下さいました。
「コップも2つしかないからごめんなさいね」
と恐縮しながら飲み物を渡してくれる女性に、
私たちは 感謝をしながらごちそうになりました。

被災状況を話して下さりながら、涙ぐむことも・・・
この奥さんのご主人の弟さんと、保延議員や尾崎あや子さんが知り合いだということがわかりました。
お別れをするときは
頑張ってね とはいえず
お体を大事になさってくださいね!というしかありませんでした。

救援物資のお届け隊は、心をつなぐものだということを痛感しました。

明日から石巻近辺へのボランティアに行きます

2011-07-03 23:43:31 | 災害について
明日から 日本共産党東村山市議団と後援会で
石巻市周辺のボランティアで出かけます。
募集に応じたのは14人
車4台で出かけます。

震災直後から 駆けつけたかったのですが
やっと 皆さんの役に立つことが出来ます。

今度の ボランティアを前に
応援に行きたいけど お金がない などの人も一緒に出かけたいと
救援物資(トイレットペーパー、タオル、野菜)などのお願いと
募金のお願いを、日本共産党東村山市議団ニュースでいたしました。
沢山の募金と物資が寄せられ 嬉しい悲鳴です。

今日はm市民センターの一室を借りて
物資の仕分け(種類ごとに)をしたのですが
結果として 4台の車には到底載せることが出来ず
およそ40箱の物資を 宅急便で送りました。
本当に 地域の皆さんの支援への厚い(熱い)心を感じます。

また同時に 募金も60万円寄せられました。
3人の若者の 派遣費(宿代4泊分)と
じゃがいも、人参、玉ねぎ、カボチャ、カレールー、缶づめ、などの食料と
ハエ取り紙、蠅たたきなどの購入費に充てました。

玉ねぎや人参は
東村山市内の農家で「そんなことなら」と無料で提供していただき

ハエ取り紙と蠅たたきは、物をお届けすると一番に無くなるとか
今、蠅が大量発生して本当に苦労していらっしゃるそうです。
蠅たたきは なかなか売っていなくて困りました。
そこで知り合いの金物屋さんに相談して、手に入れることができました。
仕入れさせていただいた東村山市内の金物屋さんも大負けに負けてくれました。
本当にありがたいことです。

たくさん寄せて頂いた物資を
種類別に仕分けをするのに午前と夕方5~6時間かかりました。

明日は 午前8時に出発します。
たくさんの心の詰まった物資を間違いなく現地にお届けすると同時に、一生懸命働いてきたいと思います。

物資、募金、またお手伝いをいただいたみなさんへ
心から感謝申し上げます。
本当に 本当に ありがとうございました。


とにかく 行ってきま~す!!

東日本大震災で明らかになった防災上の問題と自治体防災の方向性

2011-05-24 21:22:08 | 災害について

大阪で開かれた議員研修会での初日に行われた表題の特別報告より続きを・・・

中村氏は東日本大震災で判明した防災上の問題点、反省すべきことを反省できるかは重要であると前置きし、その問題点として

1、これまでの自治体の防災計画が、応急対策(発災後の災害拡大防止活動)を重視してきたのは政策的な誤り 

今度の震災では、応急対策が有効に機能しないほどの規模で被害が発生したこと、
予防対策(未然防止策)が不足していたと指摘、災害に備えたまちを作る努力をすべきと強調しました。

2、応急対策の自己責任論強調路線破綻

壊滅的な被害発生の根本的な要因は、行政が地域社会の安全化(災害に強い地域づくり)をさぼってきた結果で、応急対策では人命・財産を保護できない

3、自然力の設定における非科学的・政治的な対応が大被害を招いた

画一的な防潮対策、地域の地形や自然災害の現象の解析など、各地域の特徴にあった防災施設の整備がなされていないことが大きな被害をもたらした。

災害規模の想定は一つの目安であり、限界があることを住民に周知しておくことの重要性も強調されました。

4、都市づくりやまちづくりの安全性(耐災性)の確保の軽視

土地利用規制の甘さ=無秩序な開発、危険物施設の立地
住宅の耐震化や密集市街地の安全性の改善が進んでいない、一方、高度高密度開発や軟弱低地地盤地での土地開発を誘導。

この指摘は、東村山市でも全く当てはまるのではなかろうか。河川の間近に住宅を建設させ、大雨のたびに水害の危機に瀕する地域を作ることを許可するなど、土地利用への規制が全くないことは、災害対策上も問題であることを痛感した

5、大規模危険施設が無計画に立地している

市街地に近接、活断層に近い、過密な施設立地で危険物取り扱い施設における爆発火災の現実化

我が東村山市でもこうした実態が無いか調査が必要である

6、社会インフラの広域化と画一化が地域の耐災性を脆弱に

堤防構造などの画一的な整備、ライフラインの広域化、地域の自立力の低下で復旧も進まない。
地域地区の代替ライフラインを整備しておくべき。例えば井戸、竈、薪の貯蔵など

7、市町村地域防災計画の無力さ

災害の被害想定の甘さ、対策による被害軽減量の未設定、避難対策の限界

以上の問題点を反省して、自治体防災の方向を出すべきと提言しました。
その提言は次回に回します。

私は、以上の問題点の一つ一つが我が東村山市にも当てはまると強く感じました。


災害で守るべきは「命と財産」であり、これはセットであるべき!?

2011-05-24 07:19:14 | 災害について

昨日から大阪市内で開かれている議員研修会に参加しています。

昨日の全体会は、残念ながら前半を聞くことができませんでした。

議会運営委員会が11時まで開かれていたために 東京駅でのぞみに乗れたのが12時10分だったからです。

しかし、緊急に企画された 
「震災で明らかになった防災上の問題点と自治体防災の方向性」
と題した特別報告をお聞きすることができました。

報告者は、NPO法人環境・災害対策研究所副所長 中村八郎氏でした。

中村氏は、開口一番、災害で守るべきは“命と財産”であると強調されました。

どうかすると命のみが強調されがちだが、
しかし、財産、つまり生きる糧を稼ぐことのできる財産(会社、畑、漁業船舶等)を守らなければ、
震災で助かった命を守ることができない。
生きていくことができないと・・・

確かに、今回の大震災でも、

農家は畑が使えなくなり、

漁師は、海のがれきや 漁船を失い漁をすることができず

工場も破壊され多くの人が仕事を失い

若者は 就職する前に失業した

多くの人々が、住む場所である 自宅やアパートをなくし

震災から2カ月以上たった今でも

避難所暮らしを余儀なくされる

まさに 震災で守るべきは

命と財産のセットであると痛感しました。

そして、いま、原発事故でさらに多くの人々の財産が脅かされています。

生きるすべを失う方々が出ています。

阪神淡路大震災で、個人住宅の建て替えなどに政府の保障を求めた日本共産党の国会議員の質疑に
「日本は資本主義の国だからそんなことはしない」と答えた大臣がいましたが、

事はそういう問題ではなく、
政治は、人々が自力で立ち上がる事のできる条件を確保する責任がある
ということではないだろうか。

続きは、次回に

 


東日本大震災49日に娘が帰って来た

2011-04-28 23:13:13 | 災害について

今、テレビのニュースを見ていたら 今度の大震災で 学校で津波にさらわれ行方の分からなかった愛さんの遺体が発見され、確認を行ったご両親、お姉さんなどのご家族の様子が報道されていました。

お母さんが、「足首にミサンガをしていた間違いないよね」とお姉さんにはなし、お父さんがこの日に帰ってくれたと悲しいけれどもほっとしたように話す その姿に泣きたくなりました。

我が子が津波にさらわれて 行方がわからず 捜索も困難で でも遺体が見つかったからと言って それが嬉しい知らせであるはずがないのに・・・

しかし、この大災害は、遺体が返ってくることが困難であるという現実を 被災者はこの間思い知らされていたです。

お父さんやお母さんにしてみれば 遺体が帰ってくれたことがせめてもと思うことなのでしょう。

テレビを見ていて 不覚にも 泣きそうになりました。

愛さんのお父さんやお母さん、お姉さんなどのご家族のことを思えば、私が泣いてはいけないと思いました。

お母さんに問われたお姉さんの表情に 足にミサンガがあっても それを愛さんだと認めていいのか 認めてはいけないのではという気持ちが表れていました。

お姉さんの 苦しみは 今後も続くんだろうとおもいます。

同じような苦しみを抱えたご家族が 他にも大勢いらっしゃることと思います。がんばってと言いたくはないけれど でも 泣き言を言いつつがんばって下さいと申し上げたい。

弱音を吐きつつ 自分を奮い立たせ、更に弱音を吐いて、でもがんばってほしい
国民が、世界中の人々が応援しているから・・・
でも 悲しみの底に居ることも 自分を守ることだから 自分を守るためにがんばってほしい

災害で 不可抗力で 家族が亡くなる。ありそうであってはいけないことです。

備えは自治体の仕事です。


伐られても伐られても伸ばす芽は希望への力

2011-04-08 12:37:51 | 災害について


我が家の玄関先に 三つ葉アケビが新芽を伸ばしています。
数年前に、ブロック塀を隠すように育てていたのを、ツルが絡まってみっともなくなったので根際から切り取りました。

しかし、伐られても伐られても 毎年必ず新しい芽を出し蔓を伸ばすのです。
今年は 被災者のみなさんの復興を願って また蔓を仕立ててみようかと思いました。
家も 公園も 木々も失ったかに見えますが
木々は必ず芽吹くものです。
生活も 自宅も必ず再建できることを信じて 私たちも更なる支援に走り回らなければ・・・と思います。

昨日 富士見町の住宅街で 救援・復興の募金をお願いしていました。
車で通りかかった女性が、徒歩で戻ってきて、1万円を募金してくれました。
昨日の募金活動では
顔見知りの方が、募金活動を見かけてよってきてくれたのが特徴でした。

募金が身近で行われていることの大切さを痛感しました。

共産党に寄せられた募金は4億円余、直接郵便振込みで届くものと、全国津々浦々で街角で寄せていただくものがあります。
名もない多くの国民の協力の結晶です。

3億1000万円を直接 岩手、宮城、福島の県庁と 被災した市町村の役所に手渡しています。
日赤に寄せられた募金が 配分できないと報道されていましたが、一日も早く被災者に渡ってほしいと、義捐金に協力したすべての人が思っているのではないでしょうか。
政府が早く方針を出してもらいたいと思います。

被災地のみなさんは大丈夫でしょうか?

2011-04-07 23:43:42 | 災害について
今 地震がありました。

家族では 東京の我が家(東村山市)で2か3かもめているのですが
被災地は6とか言っていて
避難所のみなさんは大丈夫なのか
本当に気になります。

津波警報も出されているので
避難所は 少なくとも 前回の津波で残った地域ではあるのですが
想定外 はあり得ないということもはっきりしているので
今、とても心配です。

被災地では
避難所の方々から
お亡くなりになった方もおられると聞いて
本当に何と言ってよいかわからない気持ちでいるのに
今日 今夜の更なる地震で
ショックを受ける方々がいらっしゃるのではないかと心配になります。

被災地のみなさん
頑張って
言ってはいけないと思いつつも
頑張って下さいね!と祈るしかありませんし 祈っています。

とにかく みんなで力を合わせて頑張りましょう。

震災ごっこ?

2011-04-07 18:01:59 | 災害について
市内のある公園は
いつも多くの親子が遊んでいます。

公園の歩道側に公衆トイレがあります。
その公衆トイレと歩道との柵の間で、4歳くらいの女の子たちが3~4人で固まって遊んでいました。
仲良しが遊んでいるんだな~と反対側を歩きながら、微笑ましく感じ眺めていました。

通り過ぎたら
「震度3よ」という声が聞こえてきました。
はっと振り向くと
その女の子たちが
「震度3だから出ちゃだめ」
などと言って遊んでいたのです。

そのときは、これを遊びにするのか・・・と思って
思わず ニヤッとしながら行き過ぎました。

最近テレビを見ていたら
「声に出して言うことはトラウマを克服するのはいいことです」
と専門家が言っていました。

今回の地震は東村山市内でも大きく揺れたので
先の女の子たちもきっとお母さんと一緒に怖い思いをしたのでしょう。

学校にお母さんの付き添いなしに登校できないお子さんも居るそうで、
被災地から遠く離れた子どもたちにもケアが必要だと感じました。