自治体学校で福井に来ています

2010-07-31 21:44:48 | 勉強
今日から夏恒例の自治体学校に来ています。
福井市です。
朝6時に家を出ました。
新幹線を米原で乗り換え在来線を乗り継いで12時に福井駅に到着しました。

今日全大会の会場はフェニックスプラザ
1000人以上を収容できるコンベンションホールです。
コンベンションホールって この規模よね~
東村山駅西口の再開発ビルのコンベンションホールは名前負けよね~
と 改めて認識させられました。

さて、午後から早速記念講演やリレートークと盛りだくさんの学習です。

記念講演は 専修大学の晴山一穂教授の
「民主党政権のもとで、国と自治体の行政はどのように変えられようとしているか。それに対して、私たちはどのような方向をめざすべきなのか」 です。
晴山教授は、
「去年の政権交代は国民がその意思で行った戦後初の画期的な出来事であり
決して過小評価すべきでない出来事であると」
強調した上で、
その政権を生み出した背景は、
●小泉構造改革に対する国民の反発にあること
その民主党政権に国民によって与えられた最大の課題が
●小泉構造改革のさまざまな歪みを是正し、構造改革路線と決別するか
ということであったことを明らかにしました。

しかし、民主党政権は、結局、自民党政権と同じように、財界とアメリカ主導の統治システムを踏襲しようとしてると、その本質を明らかにしました。

民主党政権の目指す、『政治主導・官邸主導』は、もともと橋本内閣の打ち出したものをより徹底・強化しようとするものだということも・・・

議員内閣制では、議会の多数派が内閣を構成しているにも拘らず、官僚が内閣を支配している。その官僚支配を破り、政治が官僚を支配し、統制し、マニュフェストを実現していく。
というのがその主張するところである。
が、
①国民の意思が国会に正しく反映されているか―小選挙区制の元で民意と選挙結果が乖離している。国民主権、議院内閣制前提条件に問題がある。
②政策決定過程に、国民の声が正しく反映されているか。選挙結果だけを民意と見るのは極めて一面的。
③省庁の存在意義が正当に評価されているか―省庁には独自の存在意義がある。政と官の対立軸でけでとらえ、象徴を反国民的と批判することは、国民にとってもつ省庁の独自の存在意義を見失わせる。
という問題点がある。

結局、政と官の問題は一面的に対立関係でとらえるのではなく、多角的にとらえることが必要。
国民が自らの判断でそれを行うことの重要性を指摘されました。

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