ロシアFOC/IUU取締情報166"Инсар"

２０１４年０２月２５日
サハリン発
[カニ密漁カンボジアＦＯＣ船船長に６０万ルーブルの損害賠償請求]
コルサコフ市裁判所は、カニの密漁を行ったカンボジアＦＯＣ船"Инсар"（インサル）の船長に対して、罰金１０万ルーブルに加え、国家の天然資源の損失に対する損害賠償として６０万４,０００ルーブルの支払いを命じる判決を下した。
"Инсар"は、２０１２年５月８日、タタール海峡ロシア排他的経済水域において２トンのカニを密漁し、ロシアＦＳＢサハリン国境警備局により拘束された経緯にある。

（関連過去情報　"Инсар"事件）

２０１２年０５月１８日　サハリン発
[サハリン国境警備局がカニ密漁カンボジアＦＯＣ船を拘束]
ロシアＦＳＢサハリン国境警備局は、２０１２年５月８日、タタール海峡において２トンのカニを密漁したカンボジアＦＯＣ船"Инсар"（インサル）を拘束したと発表した。
当局がロシア排他的経済水域において"Инсар"を検査、水棲生物資源の生産規則に違反する２トンの活カニを船内から発見した。
これらの活カニは生息地へ海中還元されたが、当局職員は、"Инсар"の船長は、５月８日当日が祝祭日であり、警備が手薄になっていると考えたようで、計算間違いだと報道に対して語った。