ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

北クリール漁業区のシロザケ操業中断を決定

2014-07-20 01:26:29 | 日記

2014年07月18日
サハリン発
[北クリール漁業区のシロザケ操業中断を決定]
2014年07月17日、サハリン州遡河魚種生産管理委員会は、翌18日午後00:00から、今年2014年漁期の北クリール漁業区におけるシロザケ操業を中断する決定を行った。
この決定は、太平洋側とオホーツク海側の双方の沿岸が含まれている。
中断の決定理由についてロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局長マキシム・コズロフ(Максим КОЗЛОВ)は、当該漁業区のシロザケの生産量が、勧告漁獲量の443トンに達したためとしている。

(関連過去情報)

2014年04月29日 サハリン発
[サハリン州において11万トン以上の太平洋サケマス操業許可申請受付が始まる]
サハリン州政府漁業局は、今年2014年漁期の太平洋サケマス操業(スポーツフィッシング等を含む)の操業許可申請の受付を開始すると発表した。
今回申請を受け付ける漁獲勧告量は次のとおりとなっている。
南西サハリン漁業区 カラフトマス 1,170トン サクラマス 5トン
北西サハリン漁業区 カラフトマス 1,300トン シロザケ 1,327トン
北東サハリン漁業区(テルペニア湾を含む)  カラフトマス 4万5,000トン シロザケ 800トン
南東サハリン漁業区 カラフトマス 3万2,600トン サクラマス 15トン
国後島漁業区 カラフトマス 300トン
択捉島漁業区 カラフトマス 2万6,200トン サクラマス 1トン
北クリール漁業区(太平洋およびオホーツク海沿岸) カラフトマス 2,000トン シロザケ 443トン   ベニザケ 946トン ギンザケ 200トン マスノスケ 1トン 
(*報告担当者 原口聖二 :ロシアの太平洋サケマス操業は排他的経済水域における流し網漁業以外の沿岸漁業等に対しては、TACの設定はなく、遡河魚種生産管理委員会の承認による漁獲勧告に基づき操業が行われている。極東各地域に設置された同委員会は、漁期中適宜開催され、その都度、漁獲勧告数量を調整していく。昨年2013年、サハリン州の当初漁獲勧告は、今年同様11万5千トン程度だったが、最終的に20万トンを超える生産を行った。奇数年、偶数年の豊漁年と不漁年の隔年変動について、ここ数年の乱調も指摘されている。なお、今年2014年漁期のサハリン州の太平洋サケマス漁獲量について、同年3月下旬、研究機関が単独の立場で、資源評価に基づき、約14万トンを勧告した経緯にある。

 

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