ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報 200th

2015-02-17 16:27:41 | 日記

2015年02月17日 サハリン発

[サハリン国境警備局がカニ密漁............船を拘束]

本日2015年2月17日、ロシアFSBサハリン国境警備局はタタール海峡においてカニの密漁を行った"..........."(..........)を拘束したと発表した。

当局が、サハリン西岸トマリ距岸11.5マイルにおいて"..........."を発見、これを呼び出した。

"..........."は逃走を試みたが、当局の追跡を受け、結果、検査を受け入れた。

"..........."からは、タラバガニ製品、専用漁具、そして餌が発見されたが、これらの活動を認める許可は得ていなかった。

当局は、更なる検査のため、"..........."を拘束する判断を行った。

 

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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サハリン漁業者協会副会長シャーノフの流し網禁止法案への反論指摘点等

2015-02-17 13:35:51 | 日記
2015年02月17日
モスクワ発
[サハリン漁業者協会副会長シャーノフの流し網禁止法案への反論指摘点等]
ロシア農業大臣フョードロフは、2015年2月13日、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議に出席、ロシア下院に法案が提出されている2016年からの排他的経済水域での太平洋サケマス流し網漁業禁止について、国はこの決定を既に行っていると語り、法案成立を全面的に支持すると言及した。
この法案についてサハリン漁業者協会副会長シャーノフは、問題点等を指摘し、サハリン業界は当該漁業禁止に反対すると表明した。
(報告担当者 原口聖二 :サハリン漁業者協会副会長シャーノフの指摘点等概要)
①流し網漁業への反対派の意見が出現以降、カムチャツカ地方の太平洋サケマスの平均漁獲量は、むしろ1.8倍に、また、河川2.7倍を含めベニザケは1.6倍に増加した点。
②流し網漁業禁止法案の説明書によると、これにより3,825件の業務の増加が見込まれるとしているが、カムチャツカ地方水産部のデータでは、2013年-2014年の同地方の水産業従事者は1万6,000人、漁業生産量は100万トンで、他方、流し網漁業による漁業生産はこの1.5%を超えることはなく、約4,000件の業務を増加させることは不可能であり、むしろ当該漁業の禁止は熟練した500件の業務を排除することになる点。
③2014年の報告によると流し網漁業により1億1,430万ルーブルの税金が支払われ、乗組員に対して2億4,790万ルーブルの給与が支払われた点。
④説明書によると、流し網漁業の禁止により50億ルーブル相当の漁獲物製品がロシア国内市場に供給されることになるとしているが、当該漁業による漁業生産は15億ルーブル相当であり、しかも、価値のあるベニザケ製品は海外市場へ供給され国内市場に変化を与えることはないと言える点。
⑤2010年春、当該漁業にかかるオークションが開催され、1隻あたり600トン、16ロットを13社が落札、その際、対価のもと、単年ではなく2020年までの契約が発生していて、これが担保される必要があり、このオークションも、当時の首相プーチン承認による政府委員会の流し網漁業禁止は不適切である旨の決定に基づき行われた点。
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今年2015年の太平洋サケマス生産量が43万1,000トンと予想される

2015-02-17 09:45:30 | 日記

2015年02月16日 サハリン発

[今年の太平洋サケマス生産量が43万1,000トンと予想される]

2015年2月13日、ロシア農業大臣フョードロフが議長を務め、ユジノサハリンスクで開催された漁業分野の会議において、農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、今年2015年漁期の太平洋サケマスの生産量が43万1,000トンとなる予想を示した。

昨年2014年漁期の生産量は約33万5,000トンだったが、特に、カムチャツカ地方西岸のカラフトマスが不漁となった一方、極東全体でシロザケが13万2,000トン漁獲され、近年において当該魚種操業が好漁と位置づけられることが指摘された。

なお、直近奇数年の2013年漁期の生産量は、約39万トンだった。

(*報告担当者 原口聖二 :ロシアの太平洋サケマス操業は排他的経済水域における流し網漁業以外の沿岸漁業等に対しては、TACの設定はなく、遡河魚種生産管理委員会の承認による漁獲勧告に基づき操業が行われている。極東各地域に設置された同委員会は、漁期中適宜開催され、その都度、漁獲勧告数量を調整していく。一昨年2013年漁期、サハリン州の当初漁獲勧告は、昨年2014年同様11万5千トン程度だったが、最終的に20万トンを超える生産を行った。奇数年、偶数年の豊漁年と不漁年の隔年変動について、ここ数年の乱調も指摘されている。)

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