ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

大連はロシア極東漁業協力を加速する

2015-02-20 10:16:00 | 日記

2015年02月20日 中国発

[大連はロシア極東漁業協力を加速する]

中国大連の水産業界は、“21世紀海上シルクロード構想”に呼応し、ロシア極東地方との協力促進を強化している。

地元“大連海洋水産株式会社”は、サハリン漁業会社との合弁事業として“祥海林7”(Cheung Hailin 7)、“祥海林8”(Cheung Hailin 8)を建造した。

このセレモニーには、サハリン州政府代表と大連市の漁業当局の幹部も参加した。

当該プロジェクトでは、4隻の漁船を建造する計画で、これらの漁船はロシア領海12カイリ内で操業を行うこととなる。

近年、双方は、遠洋漁業での協力、水産物製品の加工と貿易等、関係がより緊密となってきている。

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極東の2つの地域の闘争となる流し網漁業禁止法案

2015-02-20 07:22:28 | 日記
2015年02月20日
モスクワ発
[極東の2つの地域の闘争となる流し網漁業禁止法案]
2016年からの太平洋サケマス流し網漁業禁止法案は極東の2つの地域の闘争を招いている。
カムチャツカ地方の漁業者が2008年以来、当該漁業の禁止を主張し続けている一方で、サハリン州の漁業者はこれに強く反対している。
これは、漁獲物であるベニザケの市場競合という側面をもっている。
ベニザケは国内および海外市場で大きな需要がある。
カムチャツカ地方における漁獲は沿岸漁業(定置網)であり、同地方の漁業者は、サハリン州漁業会社を中核とする沖獲り漁業(流し網)は合法的な漁獲物の横取りであり、ほぼ密漁者と位置付けることを検討している。
カムチャツカ地方議会は、2015年2月17日、全会一致で、禁止法案に賛成することを決議した。
一方、サハリン州漁業者は、法案について、科学的根拠に乏しいことや、経済的問題等を理由に強く反対している。
先週(2015年2月8日からの週)、ロシア農業大臣フョードルフがサハリン州へ出張し、政府がこれをほぼ禁止することを決定している旨を認め、補償の必要性まで言及した。
また、2015年1月30日には、当該漁業にかかる国内と外国の漁業者の管理に関する関係省庁会議が開催され、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフが、太平洋海洋漁業研究所チンロセンターに対しては、水棲生物資源に与える包括的な分析を、加えて、ロシア漁業庁関係部局に対し、当該漁業禁止措置による極東の水産業への経済的影響と法的側面を分析するよう指示した経緯にある。
今後、益々、極東の2つの地域の闘争は激しくなることが予想される。
(報告担当者 原口聖二: 太平洋サケマス流し網漁業漁船が多く所属し、定置網によるベニザケの商業生産がないサハリン州は流し網禁止に反対であり、他方、サケマス漁業においてベニザケを対象とした定置網が主力のカムチャツカ地方は過去から流し網禁止を強硬に主張している。また、カムチャツカ地方の主張の背景に、これを扇動する環境保護団体WWFの存在がある。同団体とMSC(エコラベル)は表裏一体で、米国とカムチャツカの沿岸漁業によるベニザケのMSC(エコラベル)製品のシェアを拡大し、その位置づけを強化して、クライアントを増やすためには、市場から評価の高い、流し網漁業による沖獲りのベニザケ製品は“邪魔者”との仮説が成立する。)
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第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了する

2015-02-20 06:16:30 | 日記

2015年02月19日
モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了する]
ロシア漁業庁は2015年2月19日、サンクトペテルブルグで開催されていた第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が完了したと発表した。
双方は、韓国漁船のロシア排他的経済水域での操業について、漁業規則と手続き、水棲生物資源の漁獲量の監視システム、操業隻数、漁船リスト等、両国の漁業分野の協力において最も重要な事項について特段の注意を向けた。
韓国側は、2009年12月22日付IUU漁業(密漁密輸)防止政府間協定に基づき、実効ある行動の義務を果たすこと表明した。
双方は、漁業分野の科学技術協力の実施について、今年2015年の行動計画に合意した。
また、南極海洋生物資源の保存に関する委員会CCAMLR、南太平洋地域漁業管理機関SPRFMO、北太平洋漁業委員会NPFC等の地域漁業管理機関における科学オブザーバ交換の覚書のドラフトを交換した。

(関連情報)

2015年02月17日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会第2回会合がサンクトペテルブルグで始まる]
ロシア漁業庁は2015年2月17日から、第24回ロ韓漁業委員会第2回会合が、サンクトペテルブルグで始まったと発表した。
会合の代表は、ロシア側が同庁国際協力局長シマコフ、韓国側は韓国海洋水産部遠洋政策官チョ・シン・ヒ(Чо Син Хи)が務めている。
双方は、IUU漁業(密漁密輸)防止への実効ある対応、科学技術分野での協力等を含め、漁業分野における2ケ国間の幅広い協力について検討することとなる。
また、特に、ロシア極東地方の水産インフラ建設のための共同投資プロジェクトの協力体制の組織化について引き続き協議が行われる。
なお、当該第2回会合は、同19日まで行われる予定である。

2014年11月14日 モスクワ発
[第24回ロ韓漁業委員会が行われる]
2014年11月10日からウラヂオストクにおいて、第24回ロ韓漁業委員会が開催され、その代表を、ロシア側は農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフ、韓国側は韓国海洋水産部副長官ムン・へ・ナム(Мун Хэ Нам)が務めた。
双方は、2009年12月22日付IUU漁業(密漁密輸)防止協定に基づく協力について協議し、第23回ロ韓漁業委員会の合意事項の実行状況の情報交換を行った。
また、ロシア極東地域の水産インフラ整備のための共同投資プロジェクトについて、外国人投資のための基本計画の設定について話し合った。

加えて、来年2015年のロシア排他的経済水域における韓国漁船のための漁獲割当、漁場、期間等の操業条件とその見返りとなる金額について話し合い、合意された主要事項について、次回、モスクワで行われる会合で、引き続き協議することとなった。

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