ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

大統領全権代表が再び流し網漁業禁止に賛成の立場を表明

2015-03-05 14:08:24 | 日記

2015年03月05日
カムチャツカ発
[大統領全権代表が再び流し網漁業禁止に賛成の立場を表明]
ロシア極東連邦管区大統領全権代表*ユーリ・トルトネフ(Юрий ТРУТНЕВ)は、数日間にわたったカムチャツカ訪問を終えるにあたり、地元通信社"カムチャツカ“のインタァヴューを受けた。
この中でトルトネフは、再び、流し網漁業禁止に賛成すると表明した。
(以下インタァヴュー抜粋:同じ極東地域でも事柄によって地方で主張が違う場合もある等のやりとりから…)
リポーター:
流し網漁業について同じ極東地域でも異なる意見を持っています。例えば、カムチャツカ地方は禁止を望んでいるが、サハリン州は流し網漁業が地元500人の従事者の生活を支えているとし、それに反対しています。しかし、一方で、当該漁業が、水棲生物資源の再生産への悪影響と、多くの漁業者に長期的被害を与えてきたとされています。あなたはこの問題についてどう思いますか?
トルトネフ:
私は流し網漁業が禁止されるべきだと考えています。これは私が長い間知っている問題です。また、この問題は長い間、論議されてきました。関連して、日本との当該漁業にかかる合意を破棄した時、大きな報復を受けることになると指摘する意見があります。私たちは自宅で何もしないことを試みるのに、隣人がそうすることは奇妙な反応だと、みなさんは知っています。私は多くの専門家と話をしています。当該漁業を禁止することが、より多くの人々とロシア経済に良い結果をもたらすと確信しています。また、私にはそれを確信しない理由が見当たりません。
*ユーリ・トルトネフ1956年3月1日生れ
ロシアの政治家。2004年から2012年までロシア連邦天然資源相。その後大統領補佐官を経て、2013年8月に極東連邦管区大統領全権代表に任命された。1996年ペルミ市長選挙に立候補し、第1回投票で61.42パーセントを獲得し当選する。2000年にはペルミ州知事選挙に立候補し、51.48パーセントを獲得し当選する。2008年ロシア大統領選挙では、何人かの政治アナリストはトルトネフの立候補を予想した。トルトネフがプーチン体制を維持することの可能なテクノクラートとして政権内から歓迎されると予想したのである。もっとも、トルトネフ自身はマスコミのリップサービスを一顧だにせず、知事時代から他の地方長官たちが与党統一ロシアに参加する中、一線を画して中立的な立場を保ったのと同様、大統領選でも一貫して自身のスタンスを保った。
2013年8月31日、プーチン大統領はイシャエフ極東発展相兼極東連邦管区大統領全権代表を解任し、後任の全権代表に副首相兼任でトルトネフを任命した。趣味は、ラリーと空手。彼は、2020年開催予定のオリンピックに極真空手を正式種目とすることを目的とした組織「極真ワールドユニオン」(KWU)の発起人である。

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ロシアが........とIUU漁業防止覚書に署名

2015-03-05 11:39:18 | 日記

2015年03月04日 モスクワ発

[ロシアが........とIUU漁業防止覚書に署名]

ロシア........は、ロシア........第....回経済・科学技術協力会議が開催され、その枠組みの中で、IUU漁業(密漁密輸)防止にかかる覚書に双方が調印したと発表した。

双方は、この覚書を発展させ、........の締結に向け協力することに合意した。

なお、この覚書には........が署名した。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
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“ルスコエモーレ・ダブイチャ”の売上が36%増となる

2015-03-05 11:18:18 | 日記

2015年03月04日 モスクワ発

[“ルスコエモーレ・ダブイチャ”の売上が36%増となる]

ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の"Русское море добыча"(“ルスコエモーレ・ダブイチャ”「ロシアの海・生産」)による売上が、2014年事業期、前年比36%増となったと発表された。
“ルスコエモーレ・ダブイチャ”の売上は2億2,800万ドルとなり、前年事業期の1億6,800万ドルから大きく売上を増加させた。

“ルスコエモーレ・ダブイチャ”の船団は、昨年2014年、極東海域において、スケトウダラ17万8,200トン、ニシン2万3,300トン等、*計21万400トンの水棲生物資源を漁獲した。

(*報告担当者 原口聖二:製品売上平均単価¥130/kg 洋上加工 H&G製品中心と推察される)

なお、今年、2015年、“ルスコエモーレ・ダブイチャ”は、スケトウダラ20万4,900トン、ニシン2万5,900トンを含め、計23万8,700トンの漁獲割当を確保している。

 (関連過去情報)

 2013年10月28日 モスクワ発
[ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」のスケトウダラ関連漁業会社買収6社に]
ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の"Русское море добыча"(ルスコエモーレ・ダブイチャ)による、中国、韓国資本の不祥事を起こした漁業会社の買収が続いている。
“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が、スケトウダラ、ニシン等の漁獲割当をもつ極東漁業会社の“ТУРНИФ”(トウルニフ)“Интрарос”(イントラロス)、“Востокрыбпром”(ヴォストークルイブプロム)“Совгаваньрыба”(ソフガバニルイバ)の4社に続き、"Балтстар холдинг"(バルトスタルホールデイング)と"Маликс"(マリックス)を買収したと、ロシアのメデイアは伝えている。
以前に買収された4社はいずれも、ロシア独占禁止庁が違反指摘した、中国企業“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)に実質支配されていたとされる漁業会社の中に含まれているが、情報によると、"バルトスタルホールデイング"と"マリックス"についても、直接、漁獲割当を所有していないためリストにはないものの、同庁が指摘したスケトウダラ漁業の実質管理チェーンの一部とされている。
“ルスコエモーレ”「ロシアの海」はこれまでの買収により、所属漁船が合計11隻となり、これらの船団の昨年2012年の総漁獲量は18万8,700トン以上で、TACの占有率は10.7%に達し、"ルスコエモーレダブイチャ"は、ロシア最大のスケトウダラ漁業者に位置づけられている。
ロシア独占禁止庁は、今年2013年7月に韓国企業が、20のロシア漁業会社を実質管理し、ロシア排他的経済水域におけるスケトウダラ年間漁獲割当を、TACの12%-15%相当(22万トン-25万トン)違法に確保していたと指摘し調査を続けている。
この件についてロシア漁業庁は、外国人漁業者が、政府間協定の許可なしにロシアの排他的経済水域で操業することはできないとし、違法が確認された場合、その企業が持っていた漁獲割当は没収され、オークションに上場されることになるとしており、“ルスコエモーレ”「ロシアの海」は、これらの韓国資本の漁業会社買収の機会をうかがっていると伝えられている。

 2014年04月23日 モスクワ発
[ルスコエモーレが黒字へ転換 軍へ製品を納品へ]
大統領プーチンの盟友で、石油トレーダーのゲナジー・チムチェンコが主要株主のロシア最大水産グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)が数年ぶりに黒字へ転換したとForbes誌は掲載した。
2013年事業期“ルスコエモーレ”は、183億ルーブルの収益をあげ、4億3,640万ルーブルの純利益をだした。
“ルスコエモーレ”代表マキシム・ヴォロビヨフの父親、ユーリ・ヴォロビヨフは、現国防大臣ショイグが非常事態大臣を務めていた時代の同第1副大臣だった。
ショイグが国防大臣に着任したのが2012年11月であり、その数ケ月後の2013年2月から4月にかけて、“ルスコエモーレ”がロシア軍への水産物製品供給者となる契約が締結されたことをForbes誌はトピックスとして挙げている。
なお、“ルスコエモーレ”がロシア軍へ供給する水産物製品は、スケトウダラとマダラが中心となる。

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