2015年03月16日 北朝鮮発
[金正恩が遠洋水産事業所の建設現場を現地視察]
北朝鮮の労働新聞は2015年3月14日、朝鮮労働党第一書記金正恩が“5月27日水産事業所”の建設場を現地指導したことを報道した。
同紙によると、東海(日本海)地区に建設されている“5月27日水産事業所”は、金正恩の発起によって建設される近代的な遠洋水産事業所とされる。
金正恩は、建設場を見て回りながら、主席金日成と総書記金正日は、近海でも遠洋でも操業を行うことが必要で、遠洋漁業を発展させるべきだと教えていると語り、主席と総書記の遺訓を貫徹してより多くの魚を軍人と人民に供給しなければならないと言及した。
また、正恩氏は建設場の全景を眺めながら、黄金の海の新しい歴史を創造するため、建設場全域が火の坩堝のように沸き上がるようにすべきだと加えた。
視察には、朝鮮人民軍総政治局長黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、人民武力部第1副部長ソ・ホンチャン、人民武力部副部長ギム・ジョングァンが同行した。
(関連過去情報)
2014年04月26日 モスクワ発
[金正恩が軍傘下“1月8日記念水産事業所”を視察]
朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩が、"1月8日水産事業所"の現地視察をしたとロシア業界紙は伝えた。
金正恩は、“1月8日水産事業所”の港湾施設、新造漁船、隣接する水産業従事者のための住居建設の進捗状況等を確認し、この事業所の成功へ向けスピーチを行った。
2014年01月08日 モスクワ発
[金正恩が軍に対して魚の供給の増加を命令]
ロシア水産業界紙は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、軍第534部隊に新設された近代的な水産物製品冷凍プラントを視察し、孤児院、小中学校のほか、特別養護老人ホームへの魚の供給を増加させるよう命令したと伝えた。
北朝鮮では昨年2013年12月にも、水産部門の活性化を目指して、漁業で模範を示した貢献者などを集めた会議が開かれた。
”人民軍水産部門熱誠者会議”と名づけられた会合には、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長や張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長など軍の関係者や漁業で模範を示した労働者らが出席し、金正恩が掲げる水産業活性化に向けた決意が確認された。
金正恩は、国内での水産物の生産に強い関心を示していて、漁業に特化した軍傘下の水産事業所の視察と指導を続けており、漁船、漁具等の寄贈も行っている。
また、金正恩は水産物の安定供給のため、繰り返し、大規模な栽培・養殖漁業の開発を提唱している。
2013年12月23日 韓国発
[金正恩が軍傘下の水産事業所を視察]
北朝鮮軍には時ならぬ”紅葉”ブームが起きている。
軍部隊傘下で働く”8月25日水産事業所”は1年で1,000トンの魚しか漁獲できなかったが、今年2013年は、5月からの6カ月間に4,000トンを生産する成果を上げた。
これは金正恩が5月に”紅葉号”と名付けた新しい漁船を与えたことが大きな役割をしたという主張を国営メディアが大々的に報じている。
労働新聞は”紅葉”と関連した論説を全面にわたり掲載し金正恩のおかげで水産事業所が魚を捕まえる成果を出したと主張した。
北朝鮮は12月21日に、平壌の軍部隊傘下で働く水産部門関係者を集め熱誠者会議も開催した。
2013年12月19日 韓国発 聯合ニュース
[金正恩が朝鮮人民軍へ漁船、魚探等を寄贈]
北朝鮮で張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長が処刑された後、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が軍人と住民の気持ちをつかむための活動を活発化している。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞は2013年12月19日、金第1書記が朝鮮人民軍のホ・チョルス所属部隊に漁船や魚群探知機、冷凍車などを贈ったと伝えた。
これは軍人の福利厚生を担う「後方事業」への関心を示すことが目的とみられる。
北朝鮮メディアは2013年12月16日にも、金第1書記が第313軍部隊の水産事業所を訪れ後方事業に強い関心を示したと報じた。
また、金第1書記は模範的な住民に感謝の言葉を積極的に伝えている。
労働新聞は、金第1書記が「党と首領への忠実さをもち、良いことをした労働者らに謝意を伝えた」と報じた。
今年は江原道の開墾事業や金日成総合大学の教育者住宅建設事業などの大型建設事業で模範的だった労働者や、重体の軍人の治療に当たった医療関係者らにも感謝の言葉が伝えられた。
韓国の専門家は「金第1書記は北朝鮮内部の動揺を収拾するため、しばらくは軍人と住民の生活に配慮する姿を見せようと努めるだろう」と話した。