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北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[サンマ・サバ資源保全のためNPFC技術作業グループ会合が開催される]
2017年12月4日から同8日までの間、ウラヂオストクにおいてサンマ・サバ資源の保全を目的に、北太平洋漁業委員会(NPFC)の技術作業グループ会合が開催された。
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターが発表した。
グループ会合には、ロシア、日本、中国、韓国、台湾、そしてバヌアツの科学研究機関の代表者らが約30名参加した。
ロシア代表団の代表はチンロセンター所長バイタリュクが務めた。
12月4日から同5日は、日本のサバ資源保全のための第1回目の部会が行われ、ロシア、日本、そして中国の代表者が参加した。
サバ部会では北西太平洋の資源評価に必要な、生物学の問題、科学調査および漁業統計のデータが議論された。
参加者は、サバの漁獲量と漁獲物のサイズおよび年齢構成に関するデータを交換する必要性に合意した。
また、サバの資源評価に最も適切なモデルを設定するために、いくつかのコホートと生産モデルの予備試験を実施することが決定された。
引き続き12月6日から同8日は、第2回目のサンマ資源保全のための部会が行われ、ロシア、日本、中国、韓国、台湾、そしてバヌアツの代表者が参加した。
サンマ部会では、漁獲統計から得られたデータの信頼性などが検討された。
締約国は、北西太平洋における漁業活動の結果を報告し、漁獲努力、漁獲効率、そして科学調査で得られた結果の指標についても議論を行った。