ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

FAO予測 気候変動で2050年までに漁業生産が最大12.1%減少

2019-08-19 19:45:20 | 日記

2019年08月20日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[FAO予測 気候変動で2050年までに漁業生産が最大12.1%減少]
国際連合食糧農業機関FAOは、気候変動、温暖化により2050年までに世界の漁獲量が2.8%-12.1%減少する可能性があるとリポートした。
ロシア業界紙(WEB)が伝えた。
FAOは、熱帯、特に南太平洋の最悪の結果を予測している。
世界的には、漁獲量の減少はそれほど脅威ではないように見えるが、地域レベルの変化は非常に深刻なものとなる可能性があり、生物資源の生産の減少は、海洋だけでなく内陸水面でも予測されている。
沖合漁業では、現在、パキスタン、イラク、モロッコ、スペインが気候変動による被害を最も受けており、これらの国々の状況は将来さらに悪化するとの予測を示している。
一方、高緯度では、漁獲量の増減はわずかと予想されている。
養殖漁業については、自然災害、流行病、寄生虫数の増加、気候変動によって引き起こされる藻類の繁殖が養殖に悪影響を与える可能性があると指摘している。
アジアでは、ベトナム、バングラデシュ、ラオス、中国、アメリカではベリーズ、ホンジュラス、コスタリカ、エクアドル、そしてアフリカではウガンダ、ナイジェリア、エジプトにおける淡水養殖は、地球温暖化による最も大きな打撃を受ける可能性があると予想されている。
更に海面養殖では、ベトナム、エジプト、タイ、ノルウェー、チリ、中国、フィリピン、マダガスカルで最大の損失が予想されている。

 

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