2019年08月20日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[北朝鮮が違法漁業対策に取り組むと約束]
*駐北朝鮮ロシア大使アレクサンドル・マツェゴラは、継続されている第31回ロ朝漁業委員会のためモスクワに向かう北朝鮮漁業副大臣Ким Чхан До(キム・チハンド)と会談し、ロシア海域における北朝鮮漁船の違法操業問題を指摘した。
マツェゴラは、ロシア海域における北朝鮮漁船の違法操業を排除するため、最大水準の緊急措置を講じるべきだと強調した。
これに対してキム・チハンドが、是正のため最も決定的な方法で行動することを決意していると語り、IUU漁業防止に関連する問題を解決する権限省庁、部門の代表者が北朝鮮代表団に含まれている旨を加えたとマツェゴラは明らかにした。
ロシアFSBは、今年2019年春、日本の警備の徹底ぶりから、日本EEZを追い出された北朝鮮漁船がロシアEEZに入り込み、益々、当該海域の隻数が増加すると予測しており、そのあまりに多い隻数から警備、取締にも限界があると指摘、政府間での強い措置を求めている。
*アレクサンドル・イワノヴィチ・マツェゴラ
1955年 ウクライナ・ソビエト社会主義共和国のオデッサ生れ
1978年 ソ連外務省付属モスクワ国際関係研究所国際経済関係学部卒業 朝鮮語・英語
2005年-2006年 ロシア外務省アジア局課長
2006年-2011年 在北朝鮮ロシア大使館
2011年-2014年 ロシア外務省アジア局副局長
2014年12月26日- 駐北朝鮮ロシア大使