ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

英国首相Boris Johnson スコットランド漁業をEU離脱の取引の犠牲にはしない

2019-08-02 13:53:54 | 日記

2019年08月02日

リポート:北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[英国首相Boris Johnson スコットランド漁業をEU離脱の取引の犠牲にはしない]

Boris Johnsonは2019年7月29日、英国首相として初めてスコットランドを訪問し、スコットランド漁業をEU離脱の取引の犠牲にはしないと表明した。

また、2020年12月までにEUの共通漁業政策から離脱することを約束した。

さらにBoris Johnsonは、EUに漁業分野の権限を引き渡そうとしたことは“奇妙だ”と、スコットランド国民党党首Nicola Sturgeonの姿勢を痛烈に批判した。

英国の国内水産物生産量をみると、2016年には数量で70%、金額で54%がスコットランドに集中しており、スコットランド漁業界は、かつて英国のEC(欧州共同体)加盟交渉で、漁業が「消耗品」として駆け引き材料に使われ、その後のTAC制度と「相対的安定」の原則により英国海域の6割を手放すことになったと指摘し、政府に対して共通漁業政策からの永久離脱と漁業の保護を繰り返し求めてきた経緯にある。

一方、EU側は、EU漁船が英国海域への入漁条件が明確に担保されないまま、英国の水産物がEU市場に自由に並ぶのは認められないとしており、今後の通商協定をめぐる交渉は大変厳しいものになるとアナリストの一部は分析している。

 

Scottish Fishermen’s Organisation / Scottish Fishermen’s Federation 

Scottish Whitefish Producers Association 

Dear Sirs,
We learned that you are in a difficult position in relation to Brexit.
We, as the same fishermen, support your decisions no matter what.
Best regards

Far from Japan

Hokkaido Trawl Fsheries Cooperative Federation
Managing Director  Seiji HARAGUCHI

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ロシア科学研究機関 西カムチャツカ沿岸のカラフトマス来遊の異変を指摘

2019-08-02 11:07:13 | 日記

2019年08月02日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[ロシア科学研究機関 西カムチャツカ沿岸のカラフトマス来遊の異変を指摘]

今年2019年漁期開始から同年7月30日までの極東地方における太平洋サケマスの生産量は、25万3,200トンで、直近奇数年2017年同期を6万3,500トン(34.5%)上回っている。 当該生産の内、23万8,500トンをカムチャツカ地方が占め、同比較で36%上回っており、生産の主力は東カムチャツカ沿岸カラギン漁業区のカラフトマスとなっているが、ロシア科学研究機関は西部沿岸への当該資源の強い来遊が始まり、奇数年、偶数年の歴史的異変を指摘している。 全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・カムチャツカ地方支所カムニロによると、同年7月31日までの、西カムチャツカ沿岸のカラフトマスの漁獲量は3万2,000トンを超え、漁獲勧告量は5万1,000トンに引き上げられた。 1983年以来、西カムチャツカ沿岸のカラフトマスの商業対象の来遊はほぼ偶数年に限られ、奇数年は多くても5,000トンから1万トン程度だった。 しかし、21世紀初頭の気候変動により、リズムが大きく変動したと同研究所は指摘、これらは、昨年2018年10月のオホーツク海でのトロール調査、遺伝的情報でも確認されたとしている。

 
 
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