2019年08月02日
リポート:北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[英国首相Boris Johnson スコットランド漁業をEU離脱の取引の犠牲にはしない]
Boris Johnsonは2019年7月29日、英国首相として初めてスコットランドを訪問し、スコットランド漁業をEU離脱の取引の犠牲にはしないと表明した。
また、2020年12月までにEUの共通漁業政策から離脱することを約束した。
さらにBoris Johnsonは、EUに漁業分野の権限を引き渡そうとしたことは“奇妙だ”と、スコットランド国民党党首Nicola Sturgeonの姿勢を痛烈に批判した。
英国の国内水産物生産量をみると、2016年には数量で70%、金額で54%がスコットランドに集中しており、スコットランド漁業界は、かつて英国のEC(欧州共同体)加盟交渉で、漁業が「消耗品」として駆け引き材料に使われ、その後のTAC制度と「相対的安定」の原則により英国海域の6割を手放すことになったと指摘し、政府に対して共通漁業政策からの永久離脱と漁業の保護を繰り返し求めてきた経緯にある。
一方、EU側は、EU漁船が英国海域への入漁条件が明確に担保されないまま、英国の水産物がEU市場に自由に並ぶのは認められないとしており、今後の通商協定をめぐる交渉は大変厳しいものになるとアナリストの一部は分析している。
Scottish Fishermen’s Organisation / Scottish Fishermen’s Federation
Scottish Whitefish Producers Association
Dear Sirs,
We learned that you are in a difficult position in relation to Brexit.
We, as the same fishermen, support your decisions no matter what.
Best regards
Far from Japan
Hokkaido Trawl Fsheries Cooperative Federation
Managing Director Seiji HARAGUCHI