2019年09月10日
ユーザー 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ロシア漁業庁は、2019年8月27日、翌28日の両日、モスクワで、ロシア漁業者のための日本排他的経済水域における漁獲割当のオークションを実施すると発表しました。これらはロ日政府間協定に基づく漁獲割当で、2033年までのイワシとサバの制限の100%が上場され、少なくても69億ルーブル(約138億円)の収入が計画されているとのことですが、このスタート・プライスの設定等に、ロシア業界は驚き、オークションが成立するのか疑問視しています。今月号においても、引き続き、ロシアの漁業協定、政策等に関する情報を集約しTopNews としてご報告申し上げます。
なお、ロシア漁業庁は、2019年7月22日付政府命令No.1631により、新たな同庁副長官としてハサン・リホフ(Хасан Лихов)が任命されたと発表しました。関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
Contents
TopNews ロシア漁業者による日本EEZ漁獲割当オークション実施
・メドヴェージェフ 択捉島訪問をツイート(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外11件)
・カニ漁獲割当オークション漁船新造義務付け 造船所問題調整(カニ漁獲割当配分問題関連外4件)
・ロシア農業省“投資クオータ”の拡大を検討(投資クオータ関連)
・北海道隣接ロシア海域またがり資源(TAC魚種)漁獲情報(ロシア漁業者底魚等操業関連外7件)
・太平洋サケマス漁獲量が35万トンとなる(太平洋サケマス操業関連外15件)
・漁期予測“イワシ・サバ-2019”(イワシ・サバ操業関連外5件)
・極東地方表層漁業会議 サンマ漁業支援が論議される(サンマ操業関連外6件)
・北朝鮮国境警備当局ロシア漁船拘束事件(ロシアFOC/IUU取締情報関連外6件)
・米中貿易戦争 米国スケトウダラ業界 二重苦 日本対中輸出増加(その他ロシア漁業関連情報等外8件)
・ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局 取締報告(3件)
・韓国スルメイカ操業 半島西海沖合に漁場形成(韓国漁業関連外2件)
・韓国市場 スケトウダラ卸売価格(韓国スケトウダラ市場価格モニター3件)
・英国の合意なきEU離脱 漁場で人命が危機にさらされる(英国EU離脱Brexit関連外6件)
計88オリジナル報告