2019年10月11日 みなと新聞
2019年10月11日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[英国元首相”Tony Blair”合意なきEU離脱 48時間以内に水産物輸出が停止する可能性がある]
英国元首相”Tony Blair”は、スコットランドのエディンバラで行わわれた記者クラブとの懇談会で、英国の”合意なきEU離脱”は、決して水産業界にとってプラスにはならないと言及した。
”Tony Blair”は、英国がEUを”合意なき離脱”をする時、英仏海峡のトラック輸送の衛生証明手続き等がパニック状態となり、48時間以内に水産物輸出が停止状態になる可能性があるとの海事コンサルタント”Terri Portmann”の指摘を引用した。
EU漁船は毎日、自由に英国海域に入域し、年間生産量の80%を漁獲しているが、英国漁船がEU海域で認められている漁獲量は、わずか11%に過ぎないとして、先にスコットランド漁業者連合会代表“Elspeth Macdonald”は、英国首相”Boris Johnson”の提案をEU本部が拒否し、2019年10月31日、”合意なき離脱”をする時、それは、英国が国際法に基づくEEZ(排他的経済水域)の沿岸国になることを意味すると語り、これを期待していると表明している。