2019年10月03日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[英国・ノルウエー 英国EU離脱後の年末までの漁業継続に合意]
英国とノルウエーは、2019年10月31日、英国がEUを離脱した後も、英国漁業者がノルウエー海域で同年末まで操業継続が可能となる合意文書に同年9月30日署名した。
英国政府が発表した。
現在、英国漁船団は、EUとノルウエーの合意の下でノルウエー海域で操業を行っている。
英国がEUを離れて独立した沿岸国になると、この現在の協定は終了するが、今回の署名により、両国間の既存の合意は2019年末まで維持されることになる。
英国とノルウエーは協力を継続、それぞれの産業に確実性を提供し、共有されている水棲生物資源を持続的に管理することに、次の点を指摘して合意した。
①英国とノルウエーに関する限り、合意された既存のアクセス協定を尊重する。
②2019年の残りの間、英国とノルウエーの双方が引き続き漁業の機会を享受できるように、EUとノルウエーによって合意されたモデルに従って、適切な許可、管理、および執行の規定が実施されることを確認する。
③共同管理されている北海の資源については、2019年にノルウエーで下された管理上の決定を尊重する。
④2019年の既存の漁獲割当配分、および両国間の既存のアクセス合意を尊重する。