ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ベラルーシ・コネクション 政府間協定に基づくロシアEEZ“特別スケトウダラ漁獲割当”Aシーズン成功  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-04-18 15:43:10 | 日記

 

2024年04月18日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ベラルーシ・コネクション 政府間協定に基づくロシアEEZ“特別スケトウダラ漁獲割当”Aシーズン成功]

2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン”に参加、2万1,500トンを漁獲し成功を収めた。(報告担当者 原口聖二:ロシアは漁業政策として基本的にオホーツク海での外国漁船によるスケトウダラ操業を認めていない。)

今年2024年、この特別な共同漁業に配分されたスケトウダラ漁獲割当は、前年同で、オホーツク海とベーリング海において5万1,000トンが配分されている。

ロシアEEZでのベラルーシ人の漁業生産へのアクセス拡大を想定した条項が盛り込まれ始めたのは2020年代になってからで、今年2024年に入り、この特別な漁獲割当にアクセスし操業を行っているのが、ウラヂオストク登記のベラルーシとロシアの合弁企業“ソユーズヌイ・ルイブヌイ・プロムスラ”Союзные Рыбные Промыслы)社であることが分かった経緯がある。

同社は2022年半ばに同地で登記され、現在、2隻のトロール漁船、“ポルフィリイ・チャンチバドゼ”と(Порфирий Чанчибадзе)と“ムイス・ルビコン”(Мыс Рубикон)が所属して操業を行っている。

合弁会社の生産資産は7億ルーブルで、約170名の乗組員が雇用されており、製品を、アジア諸国をはじめ世界各国に販売可能な認証を取得している。

登記によると、同社の50%の株は、ほとんど知られていないロシア人女性“ユリア・ラザレワ”が所有している。

これは、昨年2023年、同社代表セルゲイ・スクリヤルから受け取ったとされている。

セルゲイ・スクリャルは10年以上にわたり、ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)社の財務責任者だった。

ベラルーシ側は“ソユーズヌイ・ルイブヌイ・プロムスラ”社株の25%ずつを“モルスキー・プロムスラ”(Морские промыслы)社とリュドミラ・ネロンスカヤが所有している。

リュドミラ・ネロンスカヤは、2020年代初頭まで、ロシアからウクライナ、ポーランド、ドイツに供給される液化石油ガスの処理と輸送に携わっていたベラルーシ企業数社の創業者の一人である。

これらの企業には “トランス・エクスペディツイヤ”(ТрансЭкспедиция)社、“ザパド・トランス・エクスペディツイヤ”(ЗападТрансЭкспедиция)社、“ガス・エネルデジ・ヒム”(ГазЭнерджиХим)社、“ネフテトランスロジスティカ”(Нефтетранслогистика)社等が含まれている。

 

          

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ロシア 2024年漁業生産 150万トンが近づく 極東ニシンなど伸びる / ノルウエー アビノール航空 カザフ経由対中空路開設  日刊水産経済新聞

2024-04-18 10:27:15 | 日記

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スコットランド 英国EU離脱で養殖サーモン潜在損失1億ポンド 日刊みなと新聞

2024-04-18 10:23:45 | 日記

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