ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア極東科学操業評議会  来年2025年 西ベーリング海スケトウダラ承認済TAC見直勧告  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-12-01 22:01:26 | 日記

2024年11月28日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア極東科学操業評議会  来年2025年 西ベーリング海スケトウダラ承認済TAC見直勧告]

今年2024年、秋のロシア極東科学操業評議会が同年11月28日、ウラヂオストクで開催され、来年2025年の西ベーリング海域スケトウダラ承認済TAC見直勧告が科学研究機関からあり、これが採択されたとロシア漁業庁が発表している。

ロシア農業省は、2024年10月2日付命令No.567により、来年2025年の西ベーリング海域のTACを前年となる今年2024年比110.7%の77万5,200トンに設定したが、今般、前年同の70万トンに据え置く方針が示されたことになる。

今年2024年漁期、一部、業界からも西ベーリング海域のスケトウダラの漁獲効率の低下が指摘されていた。

これらの行政等手続きが完了した場合、来年2025年の極東地方のスケトウダラのTACは、246万500トンから238万5,300トンに見直しされる。

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ロシア科学研究機関による2024年-2025/2026年アフリカ海域“大調査航海”展開状況  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-12-01 21:29:27 | 日記

 

2024年11月30日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア科学研究機関による2024年-2025/2026年アフリカ海域“大調査航海”展開状況]

今年2024年8月から始まったロシア科学研究機関による2024年-2025/2026年アフリカ海域“大調査航海”の枠組みによる2024年-2025年のプログラムに基づく投入調査船の現況を、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロが11月29日発表した。

“大調査航海”は、科学調査船“アトラント・ニロ”(АТЛАНТНИРО)と“アトランチダ”(АТЛАНТИДА)により、18ケ国の排他的経済水域と領海で行われることになっている。

“アトランチダ”は調査航海の任務として2024年11月16日、ギニアのコナクリへ入港、同国漁業海洋経済大臣ファティマ・カマラ(Ministre de la Pêche et de l'Economie Maritime Madame de la République de Guinée Mme Fatima Camara)率いる大規模な代表団の出迎えを受けた。

一方、“アトラント・ニロ”は報告日現在、モロッコ沿岸沖合に位置し、調査活動を継続している。

なお、この“大調査航海”の最大の目的は、アフリカ海域の水棲物資源の評価であり、科学データの入手とロシア漁業の操業機会の発展にあるが、このほか輸出市場の拡大、アフリカ大陸におけるロシアの地政学的地位の強化に新たな機会を生み出すことに貢献することになる。

 

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