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ロシア 没収カニ漁獲割当再販オークション4回目 申請1社 無競争で資源利用契約へ 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-12-05 14:15:18 | 日記

2024年12月05日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア 没収カニ漁獲割当再販オークション4回目 申請1社 無競争で資源利用契約へ]

ロシア漁業庁は、没収された漁獲割当の再販オークションを今年2024年12月5日実施すると発表、前日4日までに参加申請が1社のみからあり、規則に従って、無競争のスタート・プライスで資源利用契約が行われることになった。

漁獲割当を確保したのはサハリン州の“アムールスコエ”(Амурское)社とされている。

今回の当該極東海域カニ漁獲割当再販オークションは4回目で、これまで不成立が続いていた。

スタート・プライスは、第1回目の24億ルーブルに対し、今回17億ルーブルまで引き下げとなっていた。

この再販オークションは、2024年7月11日、同年8月7日、そして同年9月6日にも実施が予定されたが応札申請がなく、いずれも不成立となっていた。

落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、船価10億ルーブルを超える、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされている。

上場された対象資源は、西サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)とケガニ、沿海地方海域のハナサキガニ、東サハリン海域のハナサキガニ、南クリール海域のイバラガニ、そして東サハリン海域のアブラガニで、これらの漁獲割当は、極東業界で最もコネクションを利用する人物として知られ、“ダリモレプロドクト“(Дальморепродукт)の実質オーナーで、2010年の刑事事件の後、海外に出たドミトリー・ドレムリュガの関連企業“メルリオン”(Мерлион)が2019年10月、オークションによって落札された経緯のあるパッケージ・ロットとなっていた。

2024年1月、“メルリオン”は、検察総局から、極東海域における水棲生物資源を違法に利用、取引を行い、組織的に利益を上げるため、ロシア連邦の権利を侵害し、国家の財産に損害を与えたと指摘を受け、その後、連邦漁業庁との間で締結された漁獲割当配分合意は無効となり、当該漁獲割当は国家によって没収されていた。

 

 

 

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