ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

韓国海洋水産部長官 ALPS処理水海洋放出 水産物検査で問題なし 消費にも影響なし   日刊水産経済新聞

2024-07-17 19:38:17 | 日記

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ロシア クウェートへの水産物輸出の道を開拓する

2024-07-17 18:56:49 | 日記

2024年07月15日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア クウェートへの水産物輸出の道を開拓する]

ロシア動植物衛生監督局は、クウェート国家食糧栄養庁と協力し、ロシア産水産物の同国への輸出にかかる衛生証明手続きに合意した。

クウェートは小さな国であり、食料品の需要の大部分を輸入で満たしている。

一方、ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ会長ズベレフは、イワシ、スケトウダラ等、安価な魚種の供給先として興味深い部分があるが、供給量は需要と全体的購買力によって制限される可能性があると指摘するものの、クウェートには一定の富裕層が存在しており、高級魚、高次加工製品によって、その”掘り起こし”で拡大も期待できると加えた。

人口約430万人に対し、クウェートの国内水産物供給量は年間2万4,000トン未満と推定されている。

クウェート中央統計局によると、昨年2023年、自国漁業者の水産物供給量は730トンで、輸入量は2万3,000トンだったことになる。

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ロシアは受けた制裁措置を放置することはない 相手国は実質的な交流分野を失うことになる  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-07-14 15:59:02 | 日記

 

2024年07月14日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシアは漁業分野の制裁措置を放置することはない 相手国は実質的な交流分野を失うことになる]

先にノルウエー政府がロシア漁船に対する新たな入港規制を設定した件について、ロシア外務省報道官マリア・ザハロワは、非友好的な行動を放置するつもりはないと語り、ロシア漁業の利益を確保するために適切な措置を講じるつもりだと言及、モスクワとオスロの間で今も維持されている数少ない実態的な交流分野の一つを損なうことになると加えた。

また、ザハロワは、ノルウエーにとって“根本的利益”である漁業資源の保全は、ロシアと協力することによってのみ可能であると指摘、ロシア漁船団に対する継続的な圧力は必然的にノルウエーにとってマイナスの結果をもたらすだろうと述べ、このセクターで雇用されているノルウエー人だけでなく、数十年かけて構築されたバレンツ海とノルウエー海の水棲生物資源の持続可能な管理システムにまで悪影響が及ぶことになると強調した。

ノルウエー政府は、ロシア漁船の入港が認められているトロムソ、ボッツフィヨルド、そしてキルケネスでの滞在に時間期間を設定することとした。

これまで、ロシア漁船は漁獲物の積み下ろしや乗組員の交代などで、事実上無期限に同3港に滞在が可能だったが、今後は、5営業日、週末や祝日を含めた7日間に滞在期間が制限されることになった。

また、ロシア漁船が停泊するためには、前回の入港から少なくとも3日間以上経過が必要で、特定のターミナルやバースへの入港のみ許可されることになった。

(参考情報:Sputnikから転載)

2024年07月12日

[日本政府の行動はまるで「臨時雇い人」 隣国との将来関係は念頭にない=ロシア外務省]

ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、日本が次に発動する制裁措置に対し、ロシアは必ずしも同等にはならずとも、ロシアなりの調整した反応を示すとする声明を表した。

「日本政府がこうした非友好的な措置を実際に実現する行為を、我々は引き続き注視し、それが国の安全保障と経済にどう影響しうるかを評価していく。こうした否定的行為はいずれにせよ報復無しには済まされない。我々の対抗措置は非常に調整され、必ずしも同等のものとはならない」

ザハロワ氏は、日本政府の行動はまるで「臨時雇い人」かのようで、一番近い隣国との将来関係は考えていないと述べている。

日本政府は6月21日、対露制裁逃れに関与したとして、中国など5か国の11個人に対して、資産凍結などの新たな制裁を発動した。この中には中央選挙管理委員会の複数のメンバーも含まれている。

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小クリール列島貝殻島の灯台の運用に関する日本側の訴えについて ロシア連邦外務省 № 1321-12-07-2024

2024-07-14 10:37:31 | 日記

 Министерство иностранных дел Российской Федерации

№ 1321-12-07-2024

12.07.2024 10:54

Об обращении японской стороны по поводу функционирования маяка на о.Сигнальный Малой Курильской гряды

 СООБЩЕНИЕ ДЛЯ СМИ

В соответствии с двусторонним соглашением о промысле морской капусты от 1981 года японские рыбаки добывают эту морепродукцию на компенсационной основе в российском территориальном море в районе острова Сигнальный Малой Курильской гряды. Взаимовыгодное сотрудничество в этой сфере насчитывает уже не один десяток лет.

Недавно японская сторона по дипломатическим каналам в Москве и Токио запросила информацию в связи с «отключением света» на маяке, расположенном на данном острове. При этом сообщений о неисправности от других участников судоходства в этом районе не поступало. От российской стороны «потребовали» возобновить его стабильную работу для обеспечения безопасного мореплавания, в том числе осуществляемой в этом районе японскими рыбаками добычи морской капусты.

В связи с этим российская сторона в интересах предотвращения возможных инцидентов приняла решение приостановить с 15 июля японский промысел в районе острова Сигнальный до завершения планируемых ремонтно-профилактических работ на маяке.

 

ロシア連邦外務省 № 1321-12-07-2024

2024年07月12日10:54(モスクワ時間)

小クリール列島貝殻島の灯台の運用に関する日本側の訴えについて

メディアリリース

1981年のコンブ漁に関する2国間協定に基づき、日本の漁業者は小クリール列島の貝殻島周辺のロシア領海で、当該水産物を有償で採捕している。この分野での互恵的協力は数十年間にわたって続いてきた。

最近、日本側はモスクワと東京の外交ルートを通じて、この島にある灯台が「点灯しないこと」に関連して情報を求めた。同時に、この海域の他の船舶からは故障の報告はなかった。ロシア側は、同海域でコンブ漁をする日本の漁業者を含め、安全な航行を確保するために安定した灯台の運用を再開するよう「要求」された。

これに関連して、起こりうる事故を防止するため、ロシア側は、7月15日から灯台の計画された修理・保守作業が完了するまで、貝殻島周辺での日本漁業を停止することを決定した。

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没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当 再販オークション不成立 ドミトリー・ドレムリュガの関連企業“メルリオン”(Мерлион)没収漁獲割当

2024-07-14 08:53:33 | 日記

 

2024年07月12日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当 再販オークション不成立]

国家によって没収されたロシア極東海域カニ漁獲割当再販オークションの実施が2024年7月11日に設定されていたが、応札申請がなく、当該オークションは不成立となった。

応札申請の受付期限は、同年7月9日だった。

落札者は、向こう15年間の漁獲割当配分を受けると同時に、全長50m以上のカニ漁船の建造プロジェクトの実行が義務付けされていた。

上場設定された対象資源は、西サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)とケガニ、沿海地方海域のハナサキガニ、東サハリン海域のハナサキガニ、南クリール海域のイバラガニ、そして東サハリン海域のアブラガニで、これらの漁獲割当は、極東業界で最もコネクションを利用する人物として知られ、“ダリモレプロドクト“(Дальморепродукт)の実質オーナーで、2010年の刑事事件の後、海外に出たドミトリー・ドレムリュガの関連企業“メルリオン”(Мерлион)が2019年10月、オークションによって13億5,000万ルーブルで落札されたパッケージ・ロットだった。

しかし2024年1月、“メルリオン”は、検察総局から、極東海域における水棲生物資源を違法に利用、取引を行い、組織的に利益を上げるため、ロシア連邦の権利を侵害し、国家の財産に損害を与えたと指摘を受け、その後、連邦漁業庁との間で締結された漁獲割当配分合意は無効となり、当該漁獲割当は国家によって没収されていた。

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スケトウダラ国際市場 米国上院議員の行動は欧州加工流通業界と消費者を苦しめるものとなる  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-07-12 12:30:12 | 日記

2024年07月12日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[スケトウダラ国際市場 米国上院議員の行動は欧州加工流通業界と消費者を苦しめるものとなる]

米国アラスカ州選出上院議員ダン・サリバンらは、スケトウダラの欧州フィレ製品市場で米国漁業者と競合するロシア産製品の供給を食い止めることを主な目的に、国際認証発給機関に対しロシア産について認証発給と使用を禁止するよう求めている。

欧州市場はアジア市場とは異なり、当該国際認証に関心をもっている。

この問題についてロシアスケトウダラ漁業者協会は、欧州市場はスケトウダラの主要市場の一つであり、ロシア産の供給に大きく依存していて、ロシア産H&G(ドレス)から中国で再加工されたフィレのシェアが大きく、欧州の食品加工業者、流通業者が、相当量の製品を置き換えることは不可能だと指摘、これら業界ばかりでなく、確実に最終製品価格が高騰し最終的には消費者までも苦しめ、深刻な危機に陥るだろうと説明した。

また、全ロシア漁業者水産物輸出者協会も、今回の行動がウクライナ情勢を利用したもので、自国の漁業経済の悪化を市場競争で解決しようとしない不当な試みだと批判している。

米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとった。

EUは、2022年3月以降、ロシアの水産物製品輸出者リストを更新していない。                          

また、EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になっている。

さらに、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。      

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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年07月  http://kisenren.com

2024-07-10 13:25:24 | 日記

  2024年07月10日

 

ユーザー 各位

 

拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、来年2025年のスケトウダラの極東海域のTAC設定について、その需給バランスを考慮し、ロシア業界が科学的勧告よりも少ない数量を求めていることを今年2024年6月下旬明らかにしました。

 今年2024年3月、ロシア科学研究機関が、当該TAC設定について、前年となる今年2024年より12%増の255万4,300トンを勧告した経緯があります。

 この件について、スケトウダラ漁業者協会、漁船船主協会、そして全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペが、パンデミック後の輸出の再構築と、非友好国による制裁の発動による供給体制の変化等を指摘しており、シェスタコフは、TAC設定については、科学的根拠に基づく資源評価、市場分析、そして漁業者の事業計画等に基づき行われ、国家予算を含め、収益性と輸出収入を維持することが重要だと語り、引き続き、フィレ、ミンス、すり身等の高次加工製品を増産し、当該セクターを付加価値産業化して、輸出量を増加させる方針に変化はないと加えました。

 今月号においては、これらのロシア漁業の戦略、政策の動向等に関する直近の情報を集約し、TopNews としてご報告申し上げます。

なお、今年2024年漁期も6月1日から、ロシア漁業者による太平洋サケマス操業が開始されました。これらの関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。

                                                         敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

 

TopNews ロシア業界 来年2025年スケトウダラTAC設定 科学的勧告より少ない数量を求める

・ロシア農業大臣 燃料費補助復活案作成を指示(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外29件)

・漁船建造プロジェクト監視規則が更新される(投資クオータ/漁獲割当オークション関連外6件)

・ロシア漁業者漁獲量 244万トンとなる(6月25日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外11件)

・欧州 自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ(ロシア漁業者 スケトウダラ漁業関連外4件)

・2024年漁期 北海道と隣接ロシア・サハリン州のシロザケ来遊予想(太平洋サケマス操業関連外8件)

・ロシア漁業者イワシ・サバ/サンマ 外国人漁業者操業概況(イワシ・サバ・サンマ操業関連6件)

・ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局 カニ類漁獲情報(その他ロシア漁業関連情報等外14件)

・韓国冷凍スケトウダラ市場動向 2024年6月平均水準維持(韓国スケトウダラ市場関連)

・アイルランド漁業・水産加工業5団体 団結してEU改革を求める(ポスト英国EU離脱Brexit関連外1件)

・米国 トランプは洋上風力を軽蔑している 鳥とクジラを殺す(洋上風力発電と漁業 海外の経験)

 

計89オリジナル報告

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表層漁業資源ダイナミズム ロシア科学研究機関 サンマ数年で復活 千島海域を予測   日刊水産経済新聞

2024-07-10 08:29:10 | 日記

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ロシア科学研究機関 今後3年-5年以内にサンマ資源は伝統的漁場“南クリール”に戻る  北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

2024-07-08 08:15:56 | 日記

 

2024年07月06日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[ロシア科学研究機関 今後3年-5年以内にサンマ資源は伝統的漁場“南クリール”に戻る]

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、サンマ資源が、3年-5年以内に伝統的漁場だった南クリール海域に戻るとの中長期予想を示した。

表層魚の周期的ダイナミズムにおいても示されており、ここ数年のサバの漁獲量の減少もそれを物語るものだと説明している

この2年間、サンマの摂餌回遊は日本とクリール列島からはるか東方で始まり、夏-秋、クリール列島北部からベーリング海南西部に集中したが、昨年2023年、西部にまで広がる変化が確認された。

これは、今後数年以内に、商業的資源の集約が伝統的漁場だった南クリール海域で形成予想されることを示唆している。

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国後島(北方領土)沿岸海面養殖区画オークション 次回2024年8月実施

2024-07-08 08:13:15 | 日記

2024年07月03日

北海道機船漁業協同組合連合会 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[国後島(北方領土)沿岸海面養殖区画オークション 次回2024年8月実施]

ロシア漁業庁は、2024年8月8日、国後島(北方領土)沿岸沖合の海面養殖区画オークションを実施すると発表した。

応札申請受付期限は同年8月1日となっている。

オークションは、電子媒体で行われ、落札者との区画利用契約期間は25年となっている。

上場区画は次のとおりとなっている。

区画SOOM(СООМ)-414 国後島北東部スパコイノイ(白糠)湾 110ヘクタール 106万ルーブル

なお、2020年代に入り、北方領土沿岸沖合の海面養殖区画オークションは断続的に行われている。

 

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南クリール諸島がロシアのフィッシュミール生産成長の原動力になる  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-07-05 11:15:51 | 日記

 

2024年07月04日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[南クリール諸島がロシアのフィッシュミール生産成長の原動力になる]

南クリール諸島は、ロシアのフィッシュミールとオイルの生産成長の原動力になりつつある。

クリール列島では多くの企業が、フィッシュミールとオイルの生産能力の強化に投資を行っている。

色丹島の“漁業コンビナート・アストロブノイ”(Рыбокомбинат «Островной»)は、1日あたり120トンと350トンの原料処理能力を有する2つのフィッシュミール工場を竣工させており、更に400トンを処理できる同施設を建設している。

また、国後島の“ユジノクリリスキー漁業コンビナート”(Южно-Курильский рыбокомбинат)のフィッシュミールとオイルの生産施設に対し、昨年2023年、ロシア政府は近代化補助金2億4,500万ルーブルを割り当てることを発表している。

世界のフィッシュミール市場は、今年2024年から2034年までに1.5倍に成長すると予想されている。

昨年2023年のロシア漁業のフィッシュミール生産量は、前年同期を8.2%上回り、17万4,600トンに達している。

漁業生産量において日本の400万トンに対し、ロシアは500万トンで近年リードしているものの、フィッシュミールの生産量は日本(20万トン弱)より大幅に遅れ、これは、設備投資が求められる残滓利用が進んでいないロシアの状況を表すものとなってきた。

しかし、資源に対する漁業製品歩留まりの向上、出現した極東海域のイワシ資源の利用、残滓の不法投棄問題の解決等を目的に、中国の水産養殖向け飼料市場ほか、世界的に需要が高まっている当該製品の生産を拡大しており、2018年に初めて10万トンを突破、以後、右肩上がりで成長を続けている。

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BREAKING 米国アラスカ州 水産物マーケティング予算削減を余儀なくされる

2024-07-04 10:41:36 | 日記

 

2024年07月04日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[米国アラスカ州 水産物マーケティング予算削減を余儀なくされる]

米国アラスカ州知事マイク・ダンリービーは、2024年6月28日、122億ドルの同州運営予算に署名した。

これは、各事業の精査により当初計画から2億2,500万ドルの削減となる。

低迷する同州水産業が苦境を乗り切るための支援として“アラスカシーフードマーケティング協会” (Alaska Seafood Marketing Institute)向け用意される予定だった1,000万ドルの予算も取り消しとなった。

アラスカ州の漁業分野は4万8,000人以上の労働者を雇用している。

この産業はアラスカ州最大の雇用主で、11のコミュニティにとって主要な収入源となっている。

一方、現在、アラスカ州漁業は、大手企業売却、廃業等、“前例のない経営危機”に直面しており、同州経済は昨年2023年、20億ドル以上を失ったと報告されている。

 

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ロシア 2025年スケトウダラ漁 TACの削減要求 背景に経営悪化  日刊水産経済新聞

2024-07-03 07:46:06 | 日記

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ポスト英国EU離脱 2024年英国総選挙 保守党敗北に水産業は備えている リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 国際漁業対策事業部 原口聖二

2024-07-02 22:50:23 | 日記

 

2024年07月02日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 

一般社団法人北洋開発協会 国際漁業対策事業部 原口聖二

[ポスト英国EU離脱 2024年英国総選挙 保守党敗北に水産業は備えている]

明後日、2024年7月4日、英国の総選挙(下院)において14年ぶりに労働党が勝利する可能性が高いと調査結果を基に各ミディアが伝えており、スナク政権の保守党の敗北による変化に英国の水産業界は備えている。

現政権の保守党は、漁業分野の支援をイッシューに挙げ今回の選挙に臨んでいるが劣勢となっている。

保守党は今回の選挙において、長期的な持続可能性を構築し、シェトランド諸島からコーンウォールまでの沿岸ビジネスを成長させることで漁業部門を支援すると約束している。

マニフェストでは、英国漁業者のために9億7,000万ポンド(12億米ドル:11億ユーロ)以上の割当予算を確保したと主張している。

また1億ポンド(1億2,650万米ドル:1億1,810万ユーロ)の英国水産物基金による、港湾や水産市場の改修への投資、水産加工設備や技術の提供、水産養殖部門の支援策を提言している。

一方、勝利が予想されるスターマー率いる労働党は、今度の選挙は“変化”と“14年間の保守党政権からの転換”をテーマとするものだと主張している。

漁業、水産経済全般に直接言及していないものの、党のマニフェストでは、英国全土に変革をもたらす投資を行うために73億ポンド(92億米ドル:86億ユーロ)の国家基金を新たに創設すると強調している。

基金の概要には、英国全土の港湾の改修とサプライチェーンの構築に18億ポンド(23億米ドル:21億ユーロ)の割当が含まれている。

英国が独立を維持し、EUとの再統合を求めないことを保証する一方で、このマニフェストでは「英国企業が国際市場にアクセスできるよう、あらゆる手段を講じる」ことも約束している。

また、これを達成するために、労働党は、世界貿易機関(WTO)や環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)などを通じて貿易協力の強化を推進し、貿易ルールや協定を国にとってより良く機能するよう近代化するための国際的な議論のイニシアティヴをとると述べている。

さらに、我々は関係をリセットし、欧州の友人、近隣諸国、同盟国との絆を深めるつもりだと言及、しかし単一市場、関税同盟、移動の自由に戻ることではないとし、不必要な貿易障壁を撤廃することで、英国とEUの貿易・投資関係の改善に努めるとしている。

このほか、自由民主党は、マニフェストの中で、持続可能性を漁業政策の「中心に据えたい」と提言している。

同党は、漁業者、科学者、自然保護論者が、分散化され地域化された漁業管理システムの中心に立つべきだと主張している。

イングランド・ウェールズ緑の党は、2030年までに英国国内水域の少なくとも30%を完全に保護された海洋保護区にすることを約束している。

同党は、国内の政治状況が好転し、EU加盟国が同意すれば、すぐにでもEUへの再加盟を目指すと述べている。

このほか、スコットランド民族党(SNP)もEUへの復帰を望んでいる。

英国現地時間2024年7月4日22:00(日本時間5日06:00)に出口調査の結果が公表され、最終結果は現地時間の5日07:00(日本時間15:00)に判明することになる。

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ロシア漁業者による太平洋サケマス操業の生産が遅れ 沿岸域の海水温の低さが指摘されている ロシア極東海域海面水温グラフィック(2024年06月30日) 

2024-07-02 12:44:04 | 日記

 

2024年07月01日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[ロシア太平洋サケマス操業の遅れ 海面水温グラフィック(6月30日)]

今年2024年漁期、同年6月下旬において、ロシア漁業者による太平洋サケマス操業の生産が遅れており、沿岸域の海水温の低さが指摘されている。

ウスチ・カムチャツカ地区(東カムチャツカ)沿岸や南クリール沿岸で、これらの強い傾向が確認されている。

ロシア科学研究機関が発表した、同年6月30日のロシア極東海域の海面水温グラフィックは上図のとおりとなっている。

 

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