内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

歯痛が消えたのは翻訳作業のおかげ?

2018-06-25 23:47:07 | 雑感

 昨晩帰宅したのが午前零時過ぎ。そこから休まずに午前二時半まで仏訳作業。さすがに眠くなってきたので、就寝。午前五時半起床。またすぐ翻訳作業再開。とにかく今日の午後四時前には仕上げないといけない。途中、コーヒーを一杯飲んだだけで、午後三時半までほぼ休息なしで訳し続ける。午後に入って、時計を睨みながらの作業。これにはかなりの緊張を強いられる。焦るとつまらない打ち間違いを繰り返す。それでまたイライラしてしまう。でも、なんとか作業を無事終える。あとは現場で気づいたところを読み上げながら修正するしかない。
 いつもギリギリの締切りに追われて仕事をしている人たちは日常的にこういう条件下で働いているのかと思うと、それだけで尊敬してしまう。私はもう結構です。今回とてもいい勉強になりましたってことで、もう勘弁してくださいってところです。
 でも、思わぬ副産物といういうか、意外な効果というのか、ちょっと不思議なことがあった。実は、ここ一週間、かなり辛い歯痛に悩まされていた。局所的な痛みで、それが気になって仕事に集中できないくらいだった。歯医者に行かなければと思いながら、そんな時間もなく、それにどこでもいいというわけにはいかないしと躊躇しながら、薬局で痛み止めを買い込んで、それでごまかしていた。昨日までは薬で押さえつけていても痛みを感じていた。ところが、今日、ぶっ通しで翻訳作業をしていて、痛み止めを飲むのも忘れていたのだが、午後になって、当然もう昨晩飲んだ薬の効果は切れているはずなのに、痛みがないことに気づいた。
 まだ少し違和感があるし、年も年だからこのまま放置しておいていいとは思えないが、ひとまず痛みから解放されてホッとしている。今日の講演も無事済んだ。講演をされた当の先生からは翻訳作業のストレスが歯痛の原因だったんじゃないかと言われたが、それはないと思う。もしストレスが歯痛を引き起こすことがあるとすれば、そのストレスの原因は外にあるだろう。七月末までこちらでまだまだ山のように仕事があるし、その直後に東京で五日間の集中講義もあるから、まだまだ全然気が抜けない。それに九月からの新学期に備えて、過去に例のない準備作業もある。
 こっちが心配したところで変えられないことには心を使わず、自分次第で動かせるより大切なことにだけに心を用いたい。