二〇一三年六月二日に始めたこのブログは、昨日六月一日の記事で丸五年間毎日投稿し続けたことになりました。
日数にすると一八二六日になります。これだけの期間何か一つのことを休まずに継続したことは、それが生活習慣であれ身体的運動であれ、私にはそれまでありませんでした。これからもないでしょう。
このブログの記事を毎日書き続けることは、私自身にとって日常生活のそれほど大切な一部になっています。二〇一四年以降、毎年この日になると、この日常化されたブログの大切さをあらためて確認することが今では恒例化しているとさえ言えます。
このブログの記事を書くことは、私の日常生活の中でさまざまな機能を果たしてくれています。読書ノート、講義準備ノート、研究発表の草稿あるいはメモ、思索日記などなど。そして、その日心に浮かんだよしなしごとや淀みに浮かぶ泡沫のごとく他愛もない感想を記すだけであっても、そのことがいわば心のレギュレーターあるいは安全弁として働いてくれています。ときに下手な戯文を書くことも、それはそれで本人にとっては楽しく、いい息抜きになっています。
水泳は、一日も休まずとはいきませんが、月平均二〇回超のペースは今年も維持できています。これは主に体の健康維持に貢献してくれています。でも、それだけではありません。どんなに仕事が忙しくても、基礎体力がしっかりできていて、体調が安定的に良ければ、大抵何とか乗り切れるものです。その日の疲れを翌日に残さないために必要最小限の睡眠は取るようにもしています。無理をしても、それこそ長続きしませんから。栄養バランスにもそれなりに気をつけています。おかげさまで、この年になっても体力の衰えを感じることもありません(ただ本人が自覚していないだけかも知れませんが)。
百丈懐海の「一日不作、一日不食」ほどの徹底した覚悟はありませんが、明日からもまた、「一日不書、一日不食」くらいの気持ちはもって、このブログを続けていく所存でございますので、日頃拙文をお読みくださっている皆様、今後とも何卒ご贔屓のほど、衷心よりお願い申し上げます。