先日、椅子の仮組みを終えたのを、もう一度分解して脚や背板、肘掛け等の曲線加工をし、各部材の面取りと表面仕上げをした。
今日の工程は本組みで、各部材のほぞ加工をした接合部分に接着剤を塗って組み立て、クランプで締める作業である。
ガタが出ないように均等に締め付けながら、計測道具で必要な角度が出ているかを確認する。
接着剤の固まるのを待って、クランプを外して椅子のフレーム部分が出来上がった。
後は、塗装をして、座をペーパーコードで編み、座の下に収まる箱を組み込めば完成する。
今回の椅子は、肘掛が左に一つだけ付き、小物などを入れる引き出し様のものが座の下にあるというユニークな家具である。
片肘は、小型軽量の椅子でも窮屈さが無いし、収納箱も使えそうだし、面白いパーソナルチェアが出来上がりそう。