名古屋で用事を済ませて、とんぼ返りで高山へ戻ってきた。
乾燥した日が続いているので、移植した畑の苗も気になるし、ゆっくり休養をと思いながらも、なんとなくこちらへ足が向いてしまう。
高速道路をを郡上八幡ICで下りて、度々ここで紹介している「せせらぎ街道」にさしかかると、どこも滴るような新緑で覆われていた。
美濃から飛騨へは、有料(400円)の坂本トンネルを利用する人が多いけど、峠越えの旧道は緑のトンネルの連続で景色も良いし、鹿や猿に出会うこともある。
坂本峠を下ったところにある、道の駅「パスカル清見」の裏を流れる清流は、水の色まで木々の緑に染まっていた。
そこからしばらく上っていった所にある西ウレ峠は、池や渓谷を巡る遊歩道やレストハウスなどもあって、今は山菜採りをする人たちが訪れている。
おおくら滝の麓にある「そば処清見庵」は、池越しの山の景色が好きで、よく昼食に立ち寄る。
今日食べたざるそばの上には、若葉がのっていたけど、新そばが出る頃には、真っ赤なもみじの葉が添えてある。
さりげない演出と、窓の外に広がる景色がそばの味を引き立ててくれる。