一枚板のテーブルが完成したので、今日から椅子を作り始めた。
長さ3m、巾35cm、厚さ3cmの栗の板から2脚分の椅子部材の木取りをした。
木取りした部材を切ったり削ったりして寸法通りに揃え、接合部分のホゾ加工(一方を凹に掘り、もう一方を凸に切ってつなぐ技法)をする。
36個の部材が出来たところで、仮組みしてみたがぴったりと寸法が合って上手く組み上がった。
これをもう一度分解したところで、今日の作業は終わった。
次の工程は、脚や背板をデザイン通りの形に加工し、各部材に仕上げ鉋をかけたり、面取りなどをすればフレームが完成に近づいていく。
いつも仮組みで、寸法の間違いや加工ミスなどで、やり直しをしたり、部材を無駄にすることもあったけど、今回はすべてが図面通りにおさまった。
視力の衰えで、コンマ数ミリの精度を出すことが難しくなってきたけど、上手くいった日は気分も良いし、技も満更でもないと自己満足をしている。