今日の飛騨地方は、雲ひとつ無い快晴の朝を迎えた。
早朝の散歩を終え、整えてあった登山装備に食料を詰めて、乗鞍岳山麓の日影平に出動することにした。
丹生川の職人が作った「輪かんじき」と、先日名古屋で買った高機能アンダーウェアのテストもしたかったので、良い機会に恵まれた。
高山市岩井町から、「青少年交流の家」方面への県道は圧雪状態だが、きれいに除雪されているので走り易い。
高山スキー場の対面に広がる岩井牧場をトレッキングして、雲海の下に眠る高山の市街地や、白山の眺望を楽しんだ。
「青少年交流の家」の脇から日影平山へ続く道は、雪が締まっていて、くるぶし位までしか沈まなかった。
峠から日影平山への登りは、膝まで沈んだが軽い輪かんじきは歩き易かった。
山頂からは、黒部五郎、笠、槍、穂高、焼、乗鞍と豪華な顔ぶれの眺望を楽しめた。
下りはコースを外して、交流の家を目標に一直線に下ったが、熊笹の上に積もった雪が軟らかくて腰まで潜ってしまった。
つんのめったり、落とし穴にはまったりして、ショートカットのつもりが余計に時間が掛かった。
雪山に限らず、急がば回れは鉄則のようだ。
輪かんじきは、軽くて行動は楽だが、スノーシューほど浮力が無いので、軟らかい新雪や荷物が重いときは無理かもしれない。
久しぶりに真っ青な空と純白の山を堪能し、いい汗もかくことが出来た。
日影平の雪景色をスライドショーで楽しんでください。(上映期間30日)