名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

不可解な出来事が

2010年12月22日 | セカンドルーム

 

この家では、今までにミステリアスなことが起こって、その度にびっくりしたり、不安を感じたりしていた。
誰も居ない筈の2階で、何かの気配を感じたり、深夜に階段を下りてくる足音を聞いたこともある。
まさか物の怪とか怨霊の仕業とは思わないが、幻聴か悪い夢かと思い煩ったりもしていた。
外出先から戻ってきたら、普通の人とは少し表情が違う見知らぬ人が、居間でテレビを見ていたこともあった。
詳しい説明は省くが、事情が分かれば安堵するが、いまだに原因が分からないことも多々ある。
その時は、一瞬血が凍って息が止まるほど驚いたが、それによって被害をこうむった事は今のところ無い。
近所のお年寄りからは、「古い家にはいろいろなものが棲みついているんやさ」と軽く言われたことがあるが、その言葉は気休めにはならなかった。
山すその古い一軒家なので、何が出てもおかしくないが、高野聖の妖艶な美女ならともかく、出刃包丁を研ぐ山姥には会いたくない。
今回の出来事もその類の一つで、同じことが3度も起こっているが、いまだに原因が分からない。

 


ねずみの出没が多いので、いつも台所の土間に、捕獲用の吸着シートを数枚置いている。
昨夜2匹が掛かっていたが、次のねずみが掛かるまでそのままにしておいたところ、今朝シートを見たらねずみの姿が消えていた。
先日は5匹掛かっていたので、翌日片付けようと思っていたところ、シートごと無くなっていて、周りを探したが、いまだに見つからない。
別のシートは、知らぬ間に台所の隅に移動して、二つ折りが閉じられた状態になっていた。
ねずみの嫌がらせか、自分で片付けたり、たたんだ事を忘れてしまったのかと思ったりもしたが、そんな筈は無い。


今朝、ねずみの消えたシートを詳しく調べてみたら、尻尾と体の一部が残っていた。
痕跡を見れば、ねずみを剥がし取って、食べたものがいることは明らかだ。
この辺りで、ねずみを捕食する動物は、キツネ・ムジナ・イタチ・ネコ・ヘビ・タカなど、数多くいるが台所へ出入り出来る動物はあまり考えられない。
ねずみが出入りする小さな隙間は無数にあるが、外との境や部屋との仕切りは戸が付いているので、それを開けて入ってくる動物はいないし、吸着シートを体にくっ付けて外へ出るのも容易でない。


台所の梁と屋根の間に隙間を発見したが、爪の痕など出入りした痕跡や足跡は見当たらない。
ねずみの天敵が現れたのは間違いないが、何者が、どこから入ったのか分からないのが悩ましい。
ここでは、非日常的なことが日常的に起こるが、また素性の分からない同居人が増えたようだ。

コメント (6)
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