秋晴れの良い天気が続き、ハサ干しの稲束が目に見えて乾いていく。
連日朝霧に包まれているが、日が昇れば稲穂の水滴もすぐに蒸発する。
南向きの稲束は秋の日差しを受けて、すっかり黄色に変わっていた。
日が当たらない裏側も、少し緑が残っているが、程よい風が通り抜けていくので、日ごとに乾燥が進んでいく。
昨日、コンバインで稲を刈り脱穀した後の藁束は、少し青臭い匂いがしていたが、今日は干し藁の香ばしい匂いに変わっていた。
裏山の栗も、イガが弾けて実が落ち始めた。
消毒をしない山栗は、虫食いが多いし、落ちた実は早起きの動物たちの格好の餌になるので、良い栗はなかなか拾えない。
すすきの穂も風に飛び、秋たけなわの山里で、人も動物も取り入れに励んでいる。