夜明けの時間が少しずつ遅くなり、5時半を過ぎてようやく東の空が明るくなる。
目を西に転じると、山すそは雲の下で眠っていた。
台風12号の接近中にもかかわらず、上空をすじ雲がゆっくりと流れていて、まだその兆しは無い。
その後は薄日はさすが湿度が高く、相変わらず蒸し暑い一日だった。
燻製用のスモークチップが出来たので、きょうは燻製器を作ることにした。
板から作るのも手間なので、端材を入れていた木製の箱をばらして作り直した。
扉や金網を載せる棚、食材を吊るすフック、空気孔などを加工して、2ヶ所で開閉できる構造にした。
さっそく電熱器の上にバーベキュー用のプレートを載せ、チップを燻してみたが発火することも無く、具合良く煙が立ち昇った。
温度も弱で40℃、強で80℃ほどに上がり、温度や排気・吸気を調節すれば、温燻から熱燻まで対応出来る。
まだ気温も湿度も高いので、燻製作りには向かないが、乾いた秋風や木枯らしが吹くようになれば、旨い燻製で一杯やれそうだ。