下呂温泉の宿で遅い朝食を済ませて、温泉街の名所めぐりをしてきた。
旧飛騨街道沿いの町並みは、温泉宿やおみやげ屋、飲食店などが並び、むかしの温泉街の風情が感じられる。
山の中腹に建つ古刹「温泉寺」は、180段の石段を登りきった先にあり、境内からは飛騨川の両岸に広がる街が一望できた。
裏山は遊歩道があり、紅葉の名所であるが、ほんのりと色づいた程度で、まだ緑が色濃かった。
11日からライトアップされるとのことで、その頃が見ごろのようだ。
「せせらぎの古径」は、飛騨川に注ぐ谷の両岸の遊歩道で、そこを遡った先に「湯のまち雨情公園」がある。
「七つの子」や「赤い靴」で有名な野口雨情が昭和の初期に、下呂を訪れたことを記念して作られた公園とのことである。
雨情の銅像や歌碑が建っていて、春の桜と秋の紅葉の名所になっている。
ここの紅葉も早かったが、穏やかな秋の一日を、瀬音を聞きながら散策するには良いコースだった。
温泉に入り、ご馳走をたらふく食べた後の軽ハイキングでいい汗をかいて、下呂温泉を後にした。
毎年一泊旅行をしている中学の仲間も、ここ数年で3名が亡くなり、連れ合いを亡くした人もいて、参加者も年々少なくなっていく。
今回は男6名、女5名の小グループの集まりとなったが、お互いに元気な間は続けたいとの声が出ていた。
しばらくは、段取りをしたり、プランを練ったりは出来そうだが、お互いに来年のことを確約するのは難しくなってきそうだ。