朴の木
今朝は久しぶりに冷え込みが強く、水溜りに薄氷が張っていた。
裏山の落葉樹は、ほとんど葉を落として寒々としている。
台所の温度計は辛うじてプラスになっていたが、寒気が近づいてきたことを今朝は実感した。
トチの木の大きな葉はほとんど散って、地面に敷き詰められている。
田んぼの脇のイチョウも、すでに葉は1枚も残っていない。
蚕を飼っていた頃の名残りで桑の木がたくさんあるが、どれも僅かに黄色の葉を残して、みな散ってしまった。
楢の林も、残り少なくなった枯れ葉が次々に散っていた。
見事に紅葉していたカエデは、枯れて茶色に変色した葉が少し残っている。
シラカバ
生気みなぎる若葉を誇り、赤や黄色で妍を競っていたが、今は枯れて散っていく。
枝には小さな冬芽が残って、春になれば再び芽吹きが始まる。
自然の営みだけは、毎年変わることなく繰り返されている。